東日本大震災復興支援と学びの継続

震災から5年目、多数の被災者の仮の暮らしが長期化し、復興コミュニティの崩壊など弱者へのしわ寄せが広がっています。「忘れない」「伝える」「続ける」「つなげる」を合言葉に、身近な地域での対応などの支援を進めています。

商品の取り扱いや利用を通じた支援

宅配では「ちいきげんき」、「ぐるめぐり」、インターネット限定「東北きずな商店・東北きずな酒店」などで、店舗でも、岩手産生わかめ、宮城産めかぶなど、商品取り扱いを通じた応援を組み立てました。
取り扱っている食品の放射性物質の自主検査とお知らせを継続しています。また、コープのエネルギー政策や施策を積極的にお知らせしています。

産地視察交流の中で、岩手(釜石市唐丹町)、宮城(石巻・女川)、福島(JA新ふくしま管内など)を組合員・職員で訪問しています。

「東日本大震災復興支援募金」を継続

2011年の震災発生直後からの「義援金」募金に引き続き、同年6月以降は支援活動にも活用する目的で「東日本大震災復興支援募金」の呼びかけを続けています。お預かりした募金は、各種の支援活動に活用または拠出をしています。

コープみらい2014年度東日本大震災復興支援募金金額(繰越含む)と使途

項目 募金額 募金の使途
2013年度からの繰越 14,159,694円  
2013年12月21日から
2015年2月20日までにお預かりした募金
23,559,565円  
日本生協連
「福島の子ども保養プロジェクト」への送金 ※1
  14,000,000円
日本生協連
「被災地生協のボランティア活動支援募金」 ※2
  11,000,000円
福島の農地における
土壌スクリーニングプロジェクトへの支出 ※3
  1,411,530円
2013年12月21日から
2015年2月20日までに
各都県での復興支援合計 ※4
  11,283,278円
日本赤十字社が呼びかける
「東日本大震災義援金」への送金 ※5
  24,451円
合計 37,719,259円 37,719,259円
  • この募金は2013年12月21日~ 2015年2月20日の期間で設定しました。2015年2月21日以降に組合員からお預かりした募金は「2015年度東日本大震災復興支援募金」に繰り越しています。
  • 日本生協連が呼びかける「つながろうCO・OPアクションくらし応援募金」の中で取り組まれている、親子に低線量地域で保養する機会を提供する「福島の子ども保養プロジェクト」へ1,400万円を2015年3月20日に日本生協連に送金しました。
  • 日本生協連が呼びかける「つながろうCO・OPアクションくらし応援募金」の被災地生協が実施する被災者支援活動を支援するため「被災地生協のボランティア活動支援募金」へ1,100万円を2015年3月20日に日本生協連に送金しました。
  • 福島の農地における「土壌スクリーニング・プロジェクト」への支出(2013年12月21日~ 2014年3月20日分)
  • 岩手県山田町の「ゾンタハウス」支援のため、200万円を2015年1月20日に送金しました。また、被災地および被災者支援として千葉県飯岡町・旭市、宮城県東松山市、福島県郡山市の仮設住宅などの支援(ふれあい喫茶運営)、千葉県、埼玉県、東京都に避難された方への支援や復興支援イベントに組合員や職員が参加し、各都県本部で活用した合計は11,283,278円となります。
  • 募金の残金は日本赤十字社が呼びかける「東日本大震災義援金」へ24,451円を2015年3月20日に送金しました。

「災害時における応急生活物資供給等の協力に関する協定」締結

各都県の生協連を通じた千葉県、埼玉県、東京都との協定締結を基本として、事業所のある自治体を中心に締結しています。2014年度に4自治体と新たに協定等を締結し、3都県、62自治体、1団体となりました。

協定締結自治体のイメージ

農地の放射性物質測定活動への参加

JA新ふくしまと福島県生協連、福島大学が連携して進めた「福島土壌スクリーニング・プロジェクト」へ2013年9月から2014年5月まででコープネットグループの職員150人が参加し、全国の生協とともに協同組合間協同で同JA管内での農地の放射性物質測定を広げました。現在は生産者に結果が返されて営農指導が始まり、福島県全域での測定活動の広がりに結びついています。

被災者交流の場での運営協力

宮城県東松島市の仮設住宅で、みやぎ生協と協力して「ふれあい喫茶」を運営しています。コープみらい組合員とコープネットグループの職員合わせてのべ110名が参加しました。また双葉町からの依頼を受け、福島県福島市と郡山市の3カ所の仮設住宅でコープふくしまが主催する地域の交流の場「たまり場こらんしょ」(月1回開催)の運営に、組合員・職員のボランティアが協力しました。

現地だけでなくエリア内への避難者への支援やそのネットワークづくりを進めました。被災者への支援を通じ、被災地の実情と課題、備えの大切さを学びました。

旧騎西高校での支援活動に加須市より感謝状

東日本大震災で同市に避難された皆さんへの支援活動に対して、加須市より感謝状をいただきました。

コープみらいは、組合員の皆さんやさまざまな団体と協力し、2011年5月から約2年半、福島県双葉町の皆さんが避難された旧騎西高校で、毎週木曜日の炊き出しや交流の場の開催を実施しました。また、子育て中の家族同士がお子さん連れで集う「こどものあそびのひろば」を、加須市内の施設に移しながら2年9カ月間開催しました。

感謝状のイメージ

被災地・東京の中高生の交流会を開催

交流会のイメージ

中高生・大学生・組合員の参加者で記念撮影

被災した中高校生が集う自習室「山田町ゾンタハウス※」(岩手県山田町)への支援活動の一環として、1月に岩手県、宮城県、福島県の被災地域に住む中高校生を招き、東京の中高校生を交えた『被災地の子どもたちとの交流会』をコープみらいプラザ新中野で開催し、子ども32名、大学生15名、他引率者や組合員11名が参加しました。

交流を通じて、被災地の子どもたちからは「他県の子どもたちと話す機会はなかったので、自分の県以外の話が聞けてよかった。東京の同世代の子どもと交流することができてよかった」、東京の子どもたちからは「東日本大震災のことや被災地の状況、生活を知って、何か東京からできることはないか考えました」といった声が寄せられました。

  • 山田町ゾンタハウス:明日を担う子どもたちのための自習室として、NPO法人「子ども福祉研究所」が、2011年9月、岩手県山田町に開設。東日本大震災で被災した中高生が集い、勉強し、軽食を食べてリラックスできる居場所となることを目的に運営されています。