地域での見守り活動

高齢化が進む中で、事業の場面で高齢者などの異変に出合うことが増えてきました。地域に根差して事業を行なう者として、行政や地域包括支援センター、新聞配達など他の事業者とともに、地域での見守り活動を進めています。

定期的に届ける宅配の価値

自宅に引きこもりがちになる高齢者の見守りで重要なのが夕食宅配、コープデリ宅配です。いつもの担当者が、定期的に食材を届ける中で、組合員を気遣い、信頼関係を築くことで、「冷蔵庫の中まで納品している」様な事例も生まれています。コープデリ宅配の利用者からは「私は一人暮らしだから、生協さんみたいに毎週来てくれる人がいると、本当に安心するんだよ」という声をいただいています。

自治体と連携して見守り活動に協力

コープみらいでは、地域の見守りのネットワークを更に広げるために、自治体との協定や見守りネットワークへの参加を積極的に広げています。こうした協定やネットワークへの参加は2014年度は40自治体増えて、111自治体に広がりました。自治体が行う 締結団体の連絡会にも参加し、地域の状況の共有も進めています。

連携している自治体

協定締結自治体のイメージ

協定等締結数

協定等締結数グラフのイメージ

増える救護事例

コープみらいの救護件数は2014年度に大きく増えて96件となりました。その内訳は、夕食宅配、料理キットの配達先40件、宅配の配達先16件、宅配の配達途中など8件、店舗31件、本部1件となっています。行政等へ連絡した事例では、「たまたま外出していた」「入院していた」、「玄関内で倒れていた」ので救急車を呼んだという事例の他、お亡くなりになっていた事例が14年度13件報告されています。

救護件数(コープみらい)

救護件数のグラフイメージ

配達の時、インターフォンに反応がなかったので、庭に回り声をかけると、かすかに「生協さんたすけて」と声が聞こえたので、消防と警察に連絡。

配達途中に歩道に倒れている女性を発見。降りて確認したら頭から血を流していたので救急車を呼んだ。

昼配達の時にいつも手渡しの組合員が出ていらっしゃらず、気になったので、配達終了後の18時にもう一度訪問したが不在で包括支援センターに連絡。後日、入院していたとの報告があった

「認知症サポーター」を広げています

コープネットグループでは、今後増えることが予想される認知症の方を始めとして、ご利用される全ての方への対応力の向上のために「認知症キャラバン・メイト養成研修」を開催。研修後に職員が、「キャラバン・メイト」(講師)として、コープデリ宅配や店舗などの事業所で研修を実施し、認知症についての知識を組織に広げ、認知症の方をサポートする「認知症サポーター」を広げています。また、新人研修の中で認知症や高齢者疑似体験などを実施しています。埼玉県の「認知症サポート企業」にも登録しています。

認知症サポーター養成講座のイメージ

各地で認知症サポーター養成講座を開催

ちばSSKプロジェクトに関する協定を締結

2014年10月、千葉県と千葉県生活協同組合連合会との間で高齢者の孤独化防止のための「『ちばSSK(「しない」「させない」「孤立化」)プロジェクト』等に関する協定」が締結されました。コープみらいは千葉県生活協同組合連合会に協力し、高齢者が安心して暮らせる地域社会づくりに協力していきます。

協定書を持つ諸橋千葉県副知事(左)と田井千葉県生協連会長(コープみらい理事長・当時)のイメージ

協定書を持つ諸橋千葉県副知事(左)と田井千葉県生協連会長(コープみらい理事長・当時)