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秩父の森|定点観察

2011年過去の記事

日に日に冷え込みが増し、すっかり冬の気配です。
水辺には氷が張り、地面も凍りついて、植林した木の葉もすっかり茶色になっていました。日陰では、数日前に降った雪が白く残っていて、いっそう寒さを感じさせていました。

 
水辺には薄く氷が張って、コープ秩父の森はもう冬の気配。朝、ぐっと冷え込んだのか、木の葉や草花に朝露が降りて、葉の表面は水滴が美しく光っていました。鮮やかだった緑色の木々の葉は、赤や黄色に姿を変えていました。


 
日中、少し動くと汗ばむような陽気でも、夕方、武甲山から吹き降りてくる風は肌寒さを覚えました。山モミジの葉は色づきはじめ、虫たちの大合唱で季節の変わり目を感じました。
 
9月21日に秩父上空を通過した台風は、コープ秩父の森にあるサワラの木を根元から倒すツメ跡を残しました。
しかし、植林したコナラやクヌギはしっかりと大地に根を張り、台風の影響を受けることなく無事でした。日当たりのいいコナラの木には、もうどんぐりが実をつけていて、森には秋が訪れていました。
 
日中はまだ、残暑が続いていますが、朝夕はずいぶん過ごしやすくなりました。セミは残り少ない命を惜しむかのように鳴いていました。ショウリョウバッタやコオロギ、トンボも姿を見せ、確実に秋の装いを見せはじめています。
 
1年中で1番暑さが厳しい季節になり、青々とした木々も暑さに少しぐったりした様子。午前中、青空だったのにあっという間に黒い雲が広がり、ざーっと激しく雨が降ってきました。
程なく雨がやみ、緑がいっそう深く、雨のしずくがきらきらと輝いていました。
 

この日梅雨が明け、夏の風が熱い空気を運んできていました。コープ秩父の森はもう夏本番。先月まで、赤や黄色の花や実で華やかだった森が、濃い緑一色に変わっていました。

 
じめじめとしてうっとうしい梅雨ですが、草木にとっては思う存分雨を浴びて活気づく恵みの季節です。
お昼過ぎから、細かな雨が降り出して、青葉がさらに生き生きと見えました。
生え変わり始めた竹の葉は、少しずつ青みを増しています。

 

森の木々は緑色を深めているにもかかわらず、真冬でも青々としているはずの竹の葉が黄色くなりはじめていました。はらはらと葉を落とし、竹林の道は竹の葉で一面覆われていました。

 

風がさわやかで、まさに"風薫る5月"。昨日の夕立で、水辺には水が張り、葉にはきらきらと雨粒が光っていました。思いがけず竹林から5メートルくらい離れたことろに、タケノコが伸びていました。

 

植林地の北側には、桃とさくらの花が競うように咲き乱れ、薄桃色のじゅうたんを敷き詰めたようです。

耳を澄ますと、桜の木の間から『ホーホケキョ、ケキョケキョ』と、ウグイスがきれいなさえずりで 春が来たことを教えてくれます。

 

まだまだ、寒い日が続いていますが、太陽の光は少しずつ長くなって、確実に大地を暖めています。朝からの強い風がやみ、太陽の光が大地に降り注ぎ、春を感じる一日でした。

 


1年で1番寒い時期を向かえ、空気はキーンと冷えわたっていました。吹きつける風の冷たさが身にしみて、この寒さをしのごうと木々は、葉を落とし、じっと耐えているようでした。

 
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