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秩父の森|定点観察

2017年過去の記事

昨夜から降り続いた雨は色づいた山もみじの葉を鮮やかに映し出し、紅葉した葉が積もった地面は真っ赤に染まっていました。午後は、すっかり晴れ上がり、青空と真っ赤な地面がとてもきれいで、森は静かに冬を待っているかのようでした。

 

雨空の下でぬれた葉はまだ緑色をたたえていましたが、クヌギ、コナラの木にはドングリがたくさんなっていました。先日の台風のせいか、木の下には、小さいドングリがたくさん落ちていました。雨がやんで、時折吹く風は、爽やかで一足先に秋を感じました。

 

「竹の秋」も終わり、竹の葉は鮮やかな緑色に光っていました。木々の緑はすっかり濃くなり、植林した木はさらに背が伸びていました。カラ梅雨続きでしたが、この日にはようやく恵みの雨が降りました!生きものもたくさん見つけました。

 

この2ヶ月間で、緑が鮮やかな森になっていました。その中で竹だけは葉を黄色に変化させていました。竹はこの時期に黄葉し葉を落とすので、「竹の秋」という季語もあるくらいです。竹林は落ちた竹の葉で、滑りやすくなっていました。

 

遠めに見る森は、冬の真っ只中だった先月の様子と、変わっていないように見えますが、春分の日が間近なこの日、池にはカエルの卵が生みつけられていたり(詳しくはこちら)と、生きものたちの春の準備は着々と進んでいました。

 

落葉が進み森の見通しがさらに良くなりました。また、遠くのスギの木が赤茶色くなっていて(写真右)、冬本番の秩父の森でした。

 

すっかり葉が枯れて、森の見通しが良くなっています。最初の植林地では、地面が見えるまでになり、木の高さが際立ちます(写真左)。残念なことに、この中にテッポウムシの被害を受けた木がありました。ちょうど間伐を進めるタイミングだったため、被害を受けた何本かを切り倒しました。切り倒したことで残った木が元気に育ってくれるでしょう。

 
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