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食品添加物について

1.食品添加物の役割

  1. 市場では便利で品質の良い加工食品が豊富に販売されています。この加工食品を製造する時に、食品素材以外に使用するものが食品添加物です。
  2. 食品添加物は食品の製造や加工のために必要なもの、味や香り、外観をよくするもの、保存性を高めるもの(食中毒を防止する)、栄養成分を強化するものなど、加工食品を作る上で、不可欠な役割を果たしています。

◆製造や加工に必要なもの

とうふ:凝固剤

ラーメン(めん):かんすい

豆腐用凝固剤、かんすい、酵素、ろ過助剤、油脂抽出溶剤、炭酸ガス、消泡剤、酸・アルカリ剤などの製造用剤

◆保存性を高め、食中毒を予防するもの

ウインナー:保存料

ワイン:酸化防止剤

保存料、殺菌料、酸化防止剤、防かび剤、日持ち向上剤

◆栄養成分を補強・強化するもの

ジュース:ビタミン

ビタミン、ミネラル、アミノ酸

◆し好性や品質を向上させ、魅力を増すもの

ハム:発色剤

【色】着色料、発色剤、漂白剤、光沢剤

メロンパン:香料

【香り】香料、香辛料抽出物

ミートボール:調味料

【味】甘味料、酸味料、調味料、苦味料

クッキー:乳化剤

【食感】乳化剤、膨張剤、増粘・安定・ゲル化剤

※上記の食品は参考例です。該当の食品添加物を必ず使用するということではありません。

2. 食品添加物の安全性

食品添加物を使用する、しないではなく…使用する‘量’で判断してください

食品添加物の安全性の図

たとえば、同じ塩でも「ひと塩」であればうまみを引き出すことができます。しかし、とりすぎると血圧が上がるおそれがあります。このように量で見ることが大切です。

  1. 安全性評価から、製造基準、使用基準、保存基準および成分規格が食品衛生法で定められています。基準等に反した使い方や規格に合わないものは、販売・使用禁止です。
  2. 基本的にADI(一日摂取許容量)の評価がされています。ADIよりさらに低いレベルで使用基準を設定しています。
  3. 登録されていないものは使用禁止です。輸入食品も同様です。
  4. 製造者等が食品衛生法を順守することで、食品の安全性が確保されます。

3.コープデリグループの食品添加物の基本的な考え方

  1. 必要のない食品添加物は使いません。必要な食品添加物を使う場合は、有効な量だけ使います。
  2. 食品添加物の使用について、商品の品質、価格、生産性、安全性などから総合的に評価します。
  3. 提供するすべての商品について、使用する食品添加物を商品仕様書等で把握し管理を行います。
  4. 食品添加物基準は基本的に国の評価とします。ただし、国の評価が古いもの、不十分なものが残っています。日本生協連のリスク評価において、安全性を担保するデータ等が不十分であると判断した食品添加物について自主基準を設定します。
  5. 自主基準の適用は、商品に表示している食品添加物に限ります。

4.留意すること

  1. 食品添加物は「使用できる」から「使用する」ということではありません。食品衛生法を順守すれば「使い放題」ということではありません。
  2. 無塩せきの加工肉、無着色仕様の食品など、組合員の支持が高く、特徴のある価値として広めてきた商品は、継続して取り扱います。また、必要に応じて商品開発を進めます。
  3. 保存料や合成着色料などに安易に頼らず、素材を活かしながらシンプルな仕様を心がける商品開発、商品提供を引き続き大切にします。
  4. 食品から食品添加物だけを取り出して、安全性について評価するのではなく、健康、栄養、品質など総合的な視点から、組合員とのリスクコミュニケーションに取り組みます。

一日摂取許容量(ADI)

人が一生涯にわたり毎日摂取しても健康上悪影響がないと推定される、農薬・食品添加物など化学物質の最大摂取量をADIといいます。通常、1日当たり体重1キログラム当たりの摂取量で表します。(ミリグラム/キログラム体重/日)

用量(摂取量)と生体影響の関係(イメージ)

用量(摂取量)と生体影響の関係の図

5.コープデリグループの食品添加物基準(自主基準)

表-1 遺伝毒性発がん物質(1)、安全性を量的に判断できる科学的根拠(データ等)が確認できない物質(2~12)

食品添加物 用途
1 臭素酸カリウム 製造用剤
2 食用赤色104号 着色料
3 食用赤色105号 着色料
4 デヒドロ酢酸ナトリウム 保存料
5 パラオキシ安息香酸イソブチル 保存料
6 パラオキシ安息香酸イソプロピル 保存料
7 パラオキシ安息香酸ブチル 保存料
8 パラオキシ安息香酸プロピル 保存料
9 グレープフルーツ種子抽出物 製造用剤
10 骨炭色素 着色料
11 単糖・アミノ酸複合物 酸化防止剤
12 ヘゴ・イチョウ抽出物 酸化防止剤
使用取り扱い コープ商品 原則的に使用しない
一般商品 消費者に広く支持されている商品は取り扱う
情報提供 商品案内「説明文で案内する」
現物販売「案内しない」

表-2 安全性を量的に判断できる科学的根拠はあるが、懸念すべき問題点がある添加物

食品添加物 用途
1 安息香酸 保存料
2 安息香酸ナトリウム 保存料
3 イマザリル 防かび剤
4 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム 酸化防止剤
5 オルトフェニルフェノール及び オルトフェニルフェノールナトリウム 防かび剤
6 過酸化ベンゾイル 製造用剤
7 カンタキサンチン 着色料
8 食用赤色40号及びそのアルミニウムレーキ 着色料
9 食用赤色106号 着色料
10 食用黄色4号及びそのアルミニウムレーキ 着色料
11 食用黄色5号及びそのアルミニウムレーキ 着色料
12 食用青色2号及びそのアルミニウムレーキ 着色料
13 チアベンダゾール 防かび剤
14 二酸化チタン 着色料
15 ポリソルベート20 乳化剤
16 ポリソルベート60 乳化剤
17 ポリソルベート65 乳化剤
18 ポリソルベート80 乳化剤
19 アルミニウム 着色料
20 ウェランガム 増粘安定剤
21 エレミ樹脂 増粘安定剤
22 カラギナン 増粘安定剤
23 カンゾウ抽出物 甘味料
24 カンゾウ末 甘味料
25 グアヤク脂 酸化防止剤
26 α-グルコシルトランスフェラーゼ処理ステビア 甘味料
27 酵素分解カンゾウ 甘味料
28 酵素分解リンゴ抽出物 酸化防止剤
29 サイリウムシードガム 増粘安定剤
30 植物炭末色素 着色料
31 ステビア抽出物 甘味料
32 ステビア末 甘味料
33 ツヤプリシン(抽出物) 保存料
34 ファーセレラン 増粘安定剤
35 ブドウ種子抽出物 酸化防止剤
36 ブラジルカンゾウ抽出物 甘味料
37 ペクチン分解物 保存料
38 ε-ポリリシン 保存料
39 マスチック ガムベース
40 ラック色素 着色料
41 L-ラムノース 甘味料
42 レバン 増粘安定剤
43 ログウッド色素 着色料
使用取り扱い コープ商品 使用しないように努める。使用する場合は、量や成分規格などの制限をします。
一般商品 取り扱う
情報提供
商品案内「表-2に限らず、必要と判断した場合は案内する」
現物販売「案内しない」