生活協同組合コープみらい 10周年記念誌

コープみらい10周年記念誌をご紹介します。生活協同組合コープみらい


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沿革編事業連帯の新たな挑戦~「コープみらい」誕生へ前史1992-20131992年に設立されたコープネット事業連合は、商品、宅配、店舗事業の部分共同化から事業連帯を進めていた。1999年、コープとうきょうがコープネット事業連合に加入する際、さいたまコープとコープとうきょうおよびコープネット事業連合のトップは、「合併するつもり」の協議を重ね、コープとうきょうの加入を機にコープネット事業連合は統一運営組織の体制に入っていく。2004年、コープネット事業連合への機能統合を可能な限り進め、合併に近い事業連帯という新たな協同のレベルを目指す三者共同中期計画が策定された。これによりコープネットグループ全体の連帯への機運が高まり、2005年9月、グループ共通の理念・ビジョンの検討に着手し、2006年6月、全国の生協では初めてとなる事業連合と会員生協共通のコープネットグループ理念・ビジョンが策定された。2007年、コープネットグループ8者による2015年ビジョン第1期中期計画が始動する。目標として、①共同購入の成長性アップと店舗事業黒字化による経営構造改革、②コープネットグループブランドの確立、③新たな価値創造と事業革新へのチャレンジ、④7生協の業務統合と共通システムの確立、⑤日本生協連との機能統合と事業連合間連帯の推進が掲げられた。統一のシンボルマーク(愛称:グリーンバルーン)を制定し、共同購入事業ブランドの構築も推進した。これによって、「おいしく食べる幸せ届きます」をコンセプトとした事業ブランド「コープデリ」およびブランドキャラクターの「ほぺたん」が誕生した。コープみらい誕生に至る過程では、組合員との丁寧な話し合いが重ねられ、組織的に必要な手続きを取って進められた。2009年6月、ちばコープ・さいたまコープ・コープとうきょうの組合員理事による第1回組合員理事懇談会を開催し、組織合同(合併)に関する協議を開始した。同年11月、地区別総代会議で「組織合同も選択肢の一つ」との提案および確認が行われた。2010年1月、ちばコープ・さいたまコープ・コープとうきょう・コープネット事業連合の理事長、専務理事、組合員理事、有識者理事で構成する組織合同検討委員会が発足する。同検討委員会では、今後の組織のあり方として「現状の事業連帯を進めていく方向性」と「組織合同の中で事業連帯を進める方向性」の二つを想定し、「現状の課題」を解決する方向として、首都圏3生協が組織合同を目指すことを仮定して検討した。同年6月の各生協の通常総代会において、組織合同も選択肢の一つとし統一のシンボルマーク(愛称:グリーンバルーン)コープネット事業連合の設立祝賀会三者共同中期計画作成委員会臨時全体会コープネットグループ共通の理念14


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