生活協同組合コープみらい 10周年記念誌

コープみらい10周年記念誌をご紹介します。生活協同組合コープみらい


>> P.18

沿革編応を行いながら営業を終了することもあった。2016年、コープみらい初の新店として、コープ高倉店(東京都八王子市)を移転拡張して出店した。2022年までに11店舗を新規に出店し、延べ150店舗以上を改装した。閉鎖店舗は24店舗(移転拡張による閉店を含む)となっており、計画的な改装、出店を継続して実施している。組合員による地域での自主的な活動も大きく変わった。2015年4月、コープみらいは、地域の組合員の集まりである「コープ会」のあり方を見直し、誰でも参加できる新しい集いの場「みらいひろば」をスタートさせた。新しい場をつくるにあたって名称を募集し、「みらいひろば」に決まった。「将来(みらい)にわたって笑顔があふれ、多くの方が集えるコープ“みらい”の“開かれた場”(ひろば)をつくりたい」という思いが込められている。家でも職場でもない第三の居場所として、コープの組合員施設や公共施設など街の身近な場所で開催し、組合員でなくても地域の方が誰でも参加できる。初年度は会場数が月平均で280会場に広がった。2014年9月には、50歳以上の組合員を対象に、地域社会への参加や学びの場として「コープみらいカレッジ」を開校した。「心にときめき」「人生にかがやき」をキャッチフレーズに生徒を募集した。初年度は3エリア4キャンパスで計74名が2月に卒業した。企業・団体、NPO法人などから講師を招いて講義を行うほか、実習も行って受講生自身が体験を通して学べるプログラムを用意し、毎年開催している。卒業生はカレッジでの出会いや学んだ知識を活かし、地域の中で活躍している。コープみらいは、「新しい生協のありたい姿」に定めた「社会に向けた発信力」を具体化し、2013年にはコープネットグループ会員生協理事長の連名で、TPP(環太平洋パートナーシップ)協定交渉参加に関する要請」や「福島第一原子力発電所における汚染水問題に関する要請」を政府に提出するとともに、特定機密保護法案の拙速な成立に反対する声明も公表した。以来、組合員の食とくらしに直結する食の安全、エネルギー、平和問題など、社会的テーマ・政策に関する社会への発信や政府への提言を継続して行っている。2018年には「原子力発電に頼らない、再生可能エネルギーを広げる政策を求めます」、2022年には「ロシア軍によるウクライナ侵攻に強く抗議します」などを発信した。オープンキッチンで美味しさをアピールコープ会から「みらいひろば」へ「コープみらいカレッジ」スタート要請・アピール18


<< | < | > | >>