生活協同組合コープみらい 10周年記念誌

コープみらい10周年記念誌をご紹介します。生活協同組合コープみらい


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沿革編給付を開始した。その後も奨学金応援制度への賛同の輪は広がり、2022年度は25,000人を超えるサポーターに協力していただいており、3学年合計で1,000名以上の奨学生に奨学金(毎月1万円、年額12万円)を給付している。地域で起きているさまざまな課題を地域住民と協力し合いながら解決すること、そして、SDGsが掲げている「誰一人取り残さない持続可能で多様性と包摂性のある社会」の実現を目指して財団は活動を続けている。2018年4月、コープデリグループの商品検査施設「コープデリ商品検査センター」が始動した。1995年より稼働していた旧商品検査センターの老朽化に伴い移転・拡張したもので、実際に検査の様子が見学できる施設として生まれ変わった。フードチェーンに携わる一人ひとりが食の安全確保に取り組み、それら全てがつながる「食の安全リレー」を表す「サークル=わ(和・輪)」を施設のコンセプトとした。商品検査センターの見学では、コープデリグループの食品安全の取り組みを伝えるとともに、食品安全に関する情報発信やコミュニケーションの場を設けている。2022年12月、リニューアル以来の見学者(オンライン含む)が2万人を突破した。2013年4月より、ミニコープ蔵波店(千葉県袖ケ浦市)を拠点に、「コープの移動店舗ふれあい便」の巡回を始めた。買い物サポートという利便性だけでなく、地域とのコミュニケーションも重視した取り組みである。2019年には車両を更新し、より買い物がしやすくなった。「ふれあい便」のほかにも、より利用しやすい店舗事業を目指して2010年に開始したネットスーパー「こーぷのねすぱ」は、2022年までに6店舗で展開している。また、2017年には、ポイントカード「ほぺたんカード」に独自の電子マネー機能を搭載するなど、「おいしさと安心を、うれしい価格で。」の店舗事業目標達成に向けて積極的な取り組みを進めている。宅配事業では、コープデリeフレンズを改修して、より便利に使用できる総合ECサイトを2016年に開設した。また、注文からお届け日までを短縮する「ネット宅配サービス」を2014年8月から開始し、2016年7月に「指定日お届けコープ」としてリニューアルした。2017年6月には、組合員の利便性を高め、配達員の多様な働き方を実現することを目的として、早朝配達の実験を開始し、2018年9月から本格運用した。両サービスは地域移動店舗「ふれあい便」開始ネットスーパー「こーぷのねすぱ」は6店舗に早朝配達「モーニング・デリ」(地域限定)コープデリ商品検査センター開設。検査風景の見学や食の安全の学習もできる20


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