生活協同組合コープみらい 10周年記念誌

コープみらい10周年記念誌をご紹介します。生活協同組合コープみらい


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沿革編オンラインでつながる「コープみらいWEB交流フェスタ」コープデリグループでは、職員の健康・安全確保に取り組むとともに、組合員が安心してコープを利用できるよう、各事業と組合員活動での感染症予防および拡大防止を徹底した。「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」は、感染拡大状況の変化に応じて、適宜、改定している。2021年5月、新しい宅配物流システムに移行する予定であったが、障害を引き起こしたことで、1週間にわたって商品のお届けができなくなってしまった。商品を安定的にお届けするというコープの役割を果たすことができず、特にコロナ禍においては命にかかわる重大な問題であった。「障害を起こした問題点・課題」「再発防止策」「今後の物流システム・リプレイス(宅配物流システム再構築)の方向性」をまとめ、組合員広報誌に、物流システム障害のおわびと原因・再発防止策を掲載した。また、システム障害発生によって配達できなかった商品については、賞味期限がお届け基準以内の商品は、次週以降の企画やインターネット注文「eフレンズ」での数量限定企画で活用したほか、店舗で販売するなど、可能な限り食品ロスにならないよう努めた。また各地域のフードバンクなど32団体に寄贈した。コープみらいは、「みらいにつなぐもったいない」を合言葉に、フードチェーン全体で様々な食品ロス削減の活動を進めている。従来、仕入れた食品を組合員に供給するまでの流通段階での取り組みとして、破袋したお米や物流施設に予備として入荷した野菜などをフードバンク等に寄贈していた。2016年からは、主催するイベントでフードドライブを開始した。以降、地域で活動するフードバンク等と連携して、店舗や組合員施設に専用の食品回収ボックスを設置している。学校や生涯学習の場で「食」や「環境」「SDGs」に興味を持つきっかけづくりとして楽しく学べる体験プログラム「コープみらい活動サポーター」を開始した。各地の保育園や小学校、地域包括支援センター、学童保育、公民館などで、食育をテーマとした出前授業を行っている。2020年、こうした食育教室・出前授業による子どもたちへの食の安全と学びの取り組みや、商品検査センターを拠点にした科学的側面からの食育プログラムの実践が評価され、コープデリグループは、第14回キッズデザイン賞「消費者担当大臣賞」を受賞した。「子ども・子育て支援基金」設立店舗などにフードドライブ食品回収ボックス設置「コープみらい活動サポーター」による出前授業24


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