生活協同組合コープみらい 10周年記念誌

コープみらい10周年記念誌をご紹介します。生活協同組合コープみらい


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座談会深堀ウクライナへの緊急支援募金もあっという間に集まったことからもわかるように、自分たちや世界の平和を守りたいという気持ちは誰もが一緒。生協としても、そのために何ができるのかを常に考えていく必要がありますよね。上野コロナ禍では組合員や地域の方から直接声を聞く機会は限られるけど、それでもあれだけの募金が集まったということは、取り組みを支持してくれている組合員がたくさんいたということです。組合員の想いが行動に出たのです。組合員の行動を分析して、声を反映させながら事業や活動を考えていくことは大切だと思います。栢森次の10年を考えるビジョン2035検討ワーキングチームの議論の中では、もう少し先回りして組合員の思いを形にしていく、先進性や革新性、地域でのリーダーシップをより発揮した方がいいのではないかという意見や、多様性、一人ひとり、誰もが、自分らしさ、というところがキーワードとして出てきています。それから、職員が「私たちは」というときの主語には、組合員も含まれているという感覚を忘れずに今よりもさらに、事業と活動、職員と組合員が連携していけたらと考えています。また、働く人がいきいき活躍できる、誇りが持てる、生協で働きたいと思ってもらえる、そんな組織になっていきたいです。深堀今までは「参加」というと実際に来てくれたり、会えたり、声を聞く人を参加ととらえていたのが、商品を買うだけでも参加につながるということを最近実感しています。購入するだけの組合員への発信力を強めて、スマートフォンを見てくれるだけでも参加につながっていくかなと考えています。363万人の組合員一人ひとりに私たちの想いや取り組みが伝わるような工夫をしていくと、もっと広がりができると思っていて、組合員が声をあげていくことで、小さなところからでも社会を変えていけるような力があると本当に思っています。最終的には「コープみらいっていいね」とか「私たち生協に入っていて良かったね」って組合員自身も誇りに思えるような組織になればいいと思います。上野コープみらいの良さは、選べる楽しさということがありますが、選べるのは商品だけではなく、社会貢献だったり、活動だったり、参加の場所だったり、そういった選択肢も並んでいて、そこからも選べるというところをまだ組合員ではない地域の皆さんにも知っていただけるといいですね。岡田私たちの地域には組合員と「未来」の組合員しかいないので、2035年を迎えるにあたって、本当に生協が身近にあって、生協に加入するだけで社会貢献や地域活動につながるという仕組みづくりや発信力30


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