広報誌「コープみらい」2019年12月号

コープみらいの広報誌「コープみらい」をご紹介します。生活協同組合コープみらい


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植物を育てる方法です」と米田さん。有機肥料は、畑に投入後、微生物が分解すると植物が栄養素を吸収できるようになります。徐々に栄養素に分解されるので、栄養を取ろうと根がしっかり張り、野菜自体の持つ力を引き出すことができ、葉1枚1枚の味が濃くなるのだといいます。農家の勘を見える化したいベビーリーフは毎日どこかの畑で種まきをし、収穫もしています。夏は約2週間、冬は40〜50日間育てて収穫です。「一番大事なのは水の管理です。スタッフは、土の水分率を手で握っただけで把握できるように訓練し、マニュアルも作って誰でもできるように平準化しています。畑ごとに社内の研究所で土壌分析し、適量の肥料を必要な分だけ与えます」と米田さん。「農業でよく聞く『経験や勘』には、必ず科学的な根拠があります。それらをデータ化していきたいです。あとは、農業だから長時間労働は仕方ないという考え方はせず、効率良く作業を統一し、計画を立てて仕事をしています。何よりも、食べてくださる方々がいるから栽培できるので、質の良いものを作り続けていきたいです」と米田さんは熱く語ります。やわらかな手つきが必要なパック詰め土で育てるからおいしい収穫したてのベビーリーフはすぐに直営工場でパック詰めし、出荷されます。「常に農場と生育状況や収穫量などの情報を共有し、農場はもちろん、工場も有機JAS認証を取得しています」と坂本さん。選別機で異物を取り除いたあとは、4℃の冷蔵庫で平均20時間かけて冷やすことで、植物の活動を低下させ、菌の増殖を抑え、日持ちもします。その後、葉をミックスする工程では、彩りや味のバランスを整えます。目視でのチェックも繰り返しながら、ふんわりとパック詰めして完成です。「食べる直前に水で洗ってください。洗うことでみずみずしさも戻ります。栄養が豊富な土で育てているからおいしいんです。ベビーリーフを、当たり前に食卓に並ぶ商品に成長させて小松菜アブラナ科の野菜。色が濃く、やわらかくてジューシーです。カルシウム、βカロテンが豊富です。「産直ベビーリーフ(有機栽培)」どんな葉が入っている?ャ京ん水菜ギザギザの形がおなじみ、シキシャキ歯ごたえが自慢の野菜。カルシウムがほうれ草の約3倍含まれています。あ。ロ含ルッコラごまの風味と独特の苦味がるやわらかなイタリアン野菜亜鉛が豊富に含まれ、βカテンがかぼちゃとほぼ同量まれています。ビート赤い葉脈は抗酸化作用のあるベタシアニンたっぷりの証。大きく育ったものが真っ赤な根菜・ビーツです。マグネシウムがほうれん草の約2倍含まれています。オークレタスナッツ風味のレタスの仲間。やわらかくて食べやすい。カリウムがすいかの約5倍含まれています。ロメインレタスやわらかいフランス生まれの野菜。抗酸化作用も高く、亜鉛がかぼちゃの約2倍含まれています。※葉は季節によって入れ替わりますいきたいです」と米田さんが最後に話してくれました。ふわっとお皿に盛るだけで、料理がちょっと華やかになるベビーリーフ。ぜひ食卓でご活用ください。手前左から高木翔しょうま真さん、坂本健二さん、米田朋樹さん、西にしがみ上明あかり里さん、奥左から木きの野勝かつひろ浩さん、石田仁じん星せさん、徳永雅まさかず和さん。果実堂は2016年に発生した熊本地震の震源地から10㎞のところにあり、大きな被害を受けました。それまで水やりに使用していた大おお切きりはた畑ダムは、決壊の恐れがあり水を抜かなくてはならず、廃業の可能性も考えなくてはならない状況でした。しかし4基の井戸を掘り、ベビーリーフを育てられない危機を乗り越えました。現在もその井戸水を使ってベビーリーフを育て、皆さんにお届けしています。果実堂のベビーリーフは、国際的に安全管理の評価を得ている農産物であると認められる「グローバルGAP認証」を取得しています。坂本さんは50人ほどの仲間と工場での仕事を、米田さんは24人の仲間とともにベビーリーフの栽培と、自社の研究所での研究業務にも励んでいます03自動で包装して完成です


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