2015年2月2日
「ほぺたん」トウモロコシの生産者を訪ねてアメリカへ -3-
CO・OP産直たまごの最大の特徴は、生産者の顔が見えること。
CO・OP産直たまごは養鶏場を特定し、生産者と鶏の飼育環境や配合飼料について契約を行っています。
契約内容はガイドラインにまとめ、定期的にコープの職員が訪問しています。
CO・OP産直たまごの養鶏場生産者の顔とメッセージはこちらから確認できます。
ほぺたんは2014年6月、飼料米の田植えを体験し、9月に国内の飼料工場も見学しました。
そして、今回は飼料トウモロコシ生産者を訪ね、お話してきました。
はぐくむたまご(赤玉・白玉)は、遺伝子組換えをしていないトウモロコシ(NON・GMOコーン)を飼料として指定しています。ほぺたんは、畑の様子や収穫したトウモロコシが混ざらないように管理している様子などを見学してきました。
3回に分けてレポートします。
「「ほぺたん」トウモロコシの生産者を訪ねてアメリカへ -1-」はこちらをご覧ください
2回にわたってトウモロコシの生産者を紹介しましたが、最終回は生産者が丁寧に生産したNON・GMOコーンがどのように日本に届けられるのか、レポートします。
1.リバーエレベータ(入荷トウモロコシ検査室)
収穫したトウモロコシは、大型トラックでイリノイ川岸にあるリバーエレベータ(入荷トウモロコシ検査室)に運ばれます。ここで、遺伝子組み換えや水分、カビ毒などの検査を行い、合格したものをカーギル社(アメリカの穀物商社)が仕入れ、カーギル社のブランド「センチュリーコーン」として日本へ輸出します。
- ※
- カーギル社はNON・GMOコーンを販売するにあたり、種子や農薬使用などをプログラムにまとめ、生産者と個別契約を行っています。このプログラムを「センチュリーコーンプログラム」と呼び、一般のNON・GMOコーンと区別しています。前回までに紹介した3人の生産者はこの契約農家です。
「CO・OPはぐくむたまご(赤玉・白玉)」の鶏の飼料として採用しているトウモロコシは、生産者を特定し、カーギル社自らが検査を行い、自信を持ってお勧めできる「センチュリーコーン」です。まさに「生産者の顔が見えるNON・GMOコーン」なのです。
- (1)収穫したトウモロコシを運ぶ20トン以上のトラック
(2)イリノイ川のリバーエレベータでセンチュリーコーンと
一般のコーンを区別して管理します
- (3)リバーエレベータに運ばれたセンチュリーコーン
- (4)検査のためにコーンをすり潰します
- (5)検査を行うカーギル社の職員
- (6)キットで、遺伝子、水分、カビ毒などを検査します
2.ニューオリンズ積出し港
イリノイ川でバージ(小船)に詰まれたセンチュリーコーンは、1週間かけてミシシッピ川を下り、河口のニューオリンズまで運ばれます。ここでカーギル社の保有する輸出用の積み出し施設で一度荷降ろしされ、アメリカ農業局の検査に合格したものだけが、遺伝子組換えをしているコーンと混ざらないように分けてタンカーに積み込まれ、2カ月かけて日本に運ばれます。そして、茨城県鹿島市にある飼料工場で他の穀物とミックスし、鶏の飼料になるのです。
「CO・OPはぐくむたまご(赤玉・白玉)」の鶏が食べるセンチュリーコーン(NON・GMOコーン)は、生産者からいろいろな流通施設を経由して、国内の養鶏場までようやくたどりつくことができます。
ほぺたんは昨年(2014年)、たまごだけでなく飼料用のトウモロコシの生産者、流通施設、飼料工場を見学。たまごについていっぱい勉強し、生産者の気持ちが少し分かったような気がしました。
そしてセンチュリーコーンは、NON・GMOコーンの中でも特別な管理がされているトウモロコシだということが分かりました。
- (7)ニューオリンズに到着したバージ(小船)。ここで輸出用の検査を行います
- (8)ニューオリンズの一時トウモロコシ保管施設
- (9)ニューオリンズの積出し港の説明をするカーギル社のマイケルさん
- (10)日本へ向け最終の詰め込み作業を行うタンカー
CO・OPはぐくむたまご、CO・OPはぐくむたまご赤玉の取り扱い状況
宅配:全会員生協で取り扱います。
店舗:はぐくむたまご赤玉・・・全店舗で取り扱います。 はぐくむたまご・・・小型店舗で取り扱いのない店舗があります。
- CO・OPはぐくむたまご(店舗用イメージ)
※宅配はパックが異なります - CO・OPはぐくむたまご赤玉(店舗用イメージ)
※宅配はパックが異なります