広報誌「コープみらい」2023年6月号

コープみらいの広報誌「コープみらい」をご紹介します。生活協同組合コープみらい


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未み晒ざらし原料を再利用したトイレットペーパーおすすめ!コープの商品再生紙100%、無漂白でやさしいブラウンカラーの芯なしトイレットペーパーです未晒しの飲料パックなどをリサイクルして、再生紙100%で作った「CO・OP未晒し原料を再利用したトイレットペーパー」。芯なしロール、なめらかな使い心地とひと巻き200mの長さを、長年の技術で実現しました。1原紙を製造する原料の飲料パックなど(写真A)を、パルプ繊維とフィルムに分けます。家庭用ミキサーと同じ原理の巨大なミキサー(パルパー)で約2時間かけて分離させ(離解)、パルプ繊維を取り出します。2.5tずつ、9~10回この作業を行います(B)。その後6㎜の小さな穴に通して、さらにスクリーンという細かい穴に通す作業を数回くりかえし除塵します。同時に濃度を調整し、繊維の長さも整え、安定させます(C)。コープサステナブルは環境や社会に配慮した主原料を使った商品シリーズです。森を大切にすることにつながるFSC®マークは、適切に管理された認証林からの木材及び環境・社会的なリスクが低いとされた原材料等で作られた商品につけられる認証マークです。「CO・OP未晒し原料を再利用したトイレットペーパー」は、回収された森林資源から作られています。02丈夫でやわらかな紙4ロール入りでコンパクトな見た目とは裏腹に、手に持つとずっしりと重量を感じる「CO・OP未晒し原料を再利用したトイレットペーパー」。やさしいブラウンカラーは、未晒しの飲料パックなどをリサイクルした再生紙100%で、無漂白の色です。製造元は丸富製紙株式会社(静岡県富士市)。原田工場で原紙を製造し、美みふじ藤工場で商品に加工しています。鶴田征宏さん・望月俊秀さん・樋口紀夫さんの3人に話を聞きました。「ひと巻きが200mと一般的なトイレットペーパーの3倍以上の長さがありますが、家庭のトイレットペーパーホルダーに納まるよう紙の厚みを調整し仕上げています。使うときに引っ張っただけで切れてしまわないよう、薄くても丈夫でしっかりとした紙で、再生紙なのに肌触りがやさしく使い心地の良い自信作です。最後まで使用ができる芯なしロールです」と鶴田さん。製造には高い技術力が必要です。丸富製紙は芯なしロールの商品を1982年以来作り続けています。2年以上試行錯誤をして、長巻きのものを作れるようになったといいます。「長巻きの場合、良い原紙を作らないと強度が足らず製造中に切れてしまいますし、厚みがあると巻きが大きくなってしまいます。ここが一番大事で大変でしたね」と続けます。


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