広報誌「コープみらい」2023年11月号

コープみらいの広報誌「コープみらい」をご紹介します。生活協同組合コープみらい


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おすすめ!コープの商品にんじん02秋冬にんじんの種まきは夏です技術を高めて効率を追求しています毎日の野菜だから“安心”を提供したい。“いつもあるのが当たり前の野菜だから、質はもちろん、1年のうちでできるだけ長く供給したい”。話を聞くと、生産者はこんな思いで「産直にんじん」を育てていました。甘味の増す季節です定番野菜のにんじん。組合員の皆産直にんじさんはお好きですか?んの産地の一つ、農事組合法人多古町旬の味産直センター(千葉県香取郡)の生産者、有限会社ゆうふぁーむの川島健次さんの畑を訪ねて、話を5年ほど前聞きました。川島さんは10人でさまざまに就農し、現在は約2な野菜を特※1別栽培で育てています。そのうちの6割強がにんじんです。「これからお届けするのは秋冬にんじんで、春にんじんとは育て方も違います。寒い季節になってくると、甘味が増してきますよ。私たちは、1年を通してできるだけ長く出荷する方針でにんじんを作っています」と川島0カ所に分かれ、さん。にんじん畑は8東京ドーム4個分の広さがあります。が、土づくりは春から行っています。「春にからし菜を植えて2カ月育てたら、それを土に漉すき込んで土壌改良材にします。からし菜の辛味成分が、にんじんの病気に効き、シミ対策ができます」連※2作障害予防にもなり、土もふかふかになるのだといいます。最も大変な仕事は、種まき後の水まき。「種まき後に水が切れてしまうと発芽しません。また、強い雨が降ると土が固まって芽が出なくなってしまうし、このときはいつも大雨が降らないことを祈っていますね」発芽までの水管理で、にんじんの出来は7~8割決まると川島さんは話します。目指すは安定と良質“身近すぎる”ともいえるにんじんについて何を目指せばいいのか、川島さんは考えてきました。「店頭に立って直売の経験をしたとき『にんじん買ってください!』と言ったら『言われなくても買うよ』って返されたことがあったんです。そうだなって腑に落ちた。だから種まき時期を少しずつずらして、春はできるだけ早く出荷して、冬は最後ま


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