>> P.9
コープで広がる、つながる戦争を学び平和の大切さを伝える子ども平和新聞プロジェクト「子ども平和新聞プロジェクト」は、子どもたちが戦争について学び、その内容を新聞にまとめ、平和の大切さを0年となる今年、千葉・発信する取り組みです。被爆・戦後8埼玉・東京で、それぞれ開催されました。平和くらぶ連絡会の方の案内で奉安殿の説明を聞く参加者。▶「こんな近くに戦争に関する場所があるなんて。平和をより深く考えたい」▲平和の大切さを伝えたいという想いが詰まった新聞は、さいたま市平和展などで掲示される予定です▲書きたいことがあふれ「文字が入らない!」と悩む参加者を、松山高校新聞部の皆さんがサポート▲子どもたちは熱心にメモを取りながら、木内さんの話に耳を傾けていました身近な戦跡を取材し、戦争に思いをはせる被爆者の悲しい体験を多くの人に伝えたい埼玉県・さいたま市立岸町公民館で開催された子ども平和新聞プロジェクトには、小学5年生から7人が参加。4中学2年生までの1グループに分かれて戦争について学び、記事を作成しました。最初に埼玉新聞の記者さんから新聞の作り方を学び、取材に出発。平※和くらぶ連絡会の皆さんの案内で、公民館近くの2カ所の戦跡を巡りました。きしのほうあんでん一つは起志乃天神社の奉安殿。戦時中、御真影(天皇皇后の写真)などを納めていた特別な建物で、近隣の小学校内にあったものが戦後に移築されました。もう一つは日本赤十字社埼玉県支部にある殉職救護員之碑。戦地で亡くなった人の医師・看護師を慰霊するた32めに建立されました。午後は、埼玉県原爆被害者協議きうち会(しらさぎ会)副会長の木内きこ恭ゆ子さんの講演です。小学校4年生(9歳)のときに広島で被爆した木内さん。がれきだらけの風景や、川に多くの人が浮かんでいて水面が見えないほどだったことな0年たっても忘れられない悲ど、8しい体験を話してくれました。そしていよいよ新聞作り。埼玉県立松山高校新聞部の皆さんにも手伝ってもらいながら取り組み、どのグループも力のこもった新聞を完成させることができました。中学1年の参加者は「戦争は遠い昔の話と思っていました。でも世界で戦争が続く今の時代こそ体験者の声を生かしたいと、新聞を作りました」と平和への想いを込めていました。※地域で交流・活動をすすめる「コープみらい地域クラブ」のうち、埼玉県内で平和活動に取り組むクラブの連絡会千葉千葉空襲体験者の髙山章子(たかやまふみこ)さん(写真左)からお話を聞き、千葉日報の記者から新聞作りのコツを学んだ子どもたち。戦争の実相と悲惨さを知り、命の尊さを感じることで、平和への想いがたくさん詰まった新聞を作り上げました。東京東京新聞の記者から取材や新聞作りのノウハウなどを学んだほか、東京大空襲・戦災資料センターで空襲を体験した西尾静子(にしおしずこ)さんからお話を聞きました。体験を通して、平和の大切さを知り自分の想いを形にすることができました。09