東日本大震災で被災された岩手・宮城・福島の生協を訪問しました報告

2017年4月25日

2017年4月3日~4日、4月9日~10日に、コープみらい新井理事長と小林副理事長が東日本大震災で被災された福島県、岩手県、宮城県を訪問しました。これらの地域で被災者のニーズに対応したきめ細やかな支援活動を継続的に取り組んでいる4つの生協を訪問し、組合員の皆さまからお寄せいただいた募金の目録贈呈と意見交換をおこないました。

被災地で支援活動する生協のみなさんは、忘れられることを大変心配されています。
コープみらいは募金の取り組みに加え、地域で展開しているサロン活動に、各エリアがおすすめするご当地銘菓をお贈りするなど、引き続き支援に協力させていただくことを約束しました。

コープふくしま 今野理事長より

原発事故がもたらした問題の多くは、解決のめどさえたっていません。

今でも8万人が避難しています。

避難指示が解除されても、帰れない人が多いのが現状です。仮設住宅から災害公営住宅への移転も進んでいます。コミュニティの場づくりなど支援の仕方を考えなければなりません。

避難者の帰還対応もあり、まだまだ支援が必要です。忘れないでください。

コープみらい新井理事長(左)とコープふくしま今野理事長(右)の写真

コープふくしま 1,410,926円

コープみらい新井理事長(左)とコープふくしま今野理事長(右)

福島県生協連 佐藤専務より

原発事故で福島の子どもたちの生活環境は一変してしまいました。さらに、原発避難いじめ、肥満の増加、甲状腺がんの疑いなど枚挙に暇がありません。

ご支援いただいている「福島の子ども保養プロジェクト(コヨット)」は、震災の年に生まれた子どもたちが満10歳になる2021年3月まで少なくともを継続したいと思っています。

屋外活動が制限されて育った子どもたちを、外遊びに連れ出し、脳と体の成長を促したいと思っています。

コープみらい新井理事長(左)と福島県生協連 佐藤専務(右)の写真

福島県生協連 8,818,286円

コープみらい新井理事長(左)と福島県生協連 佐藤専務(右)

いわて生協 飯塚理事長より

いわて生協では買い物支援、被災メーカー・生産者の商品利用、年間500回以上のサロンの開催、そして震災を忘れない情報発信に取り組んでいます。

6年も経つと、国や市町村の補助制度が少なくなり、ボランティア活動も減ってきています。

そこで、いわて生協が代わりに様々な各地域のボランティア団体のきめ細やかな支援活動を支援しています。これまで、忘れないで支援していただいていることに大変感謝しています。

コープみらい小林副理事長(左)といわて生協 飯塚理事長(右)の写真

いわて生協 6,878,263円

コープみらい小林副理事長(左)といわて生協 飯塚理事長(右)

みやぎ生協 宮本理事長より

今回、募金をいただいて、その金額のありがたさだけでなく、応援しようと気にかけてくださることが、何よりも元気づけられたり頑張る気持ちになります。

震災後からみやぎ生協はボランティアの皆さんと支援活動を続けています。

仮設住宅にはいまだ1万人以上の方が暮らしていますので、募金を活用させていただきながら生協としての支援活動を最後のひとりまで続けていこうと考えています。


コープみらい新井理事長(左)とみやぎ生協 宮本理事長(右)の写真

みやぎ生協 4,770,693円

コープみらい新井理事長(左)とみやぎ生協 宮本理事長(右)


※ 募金額は各生協(連)の目標金額に応じて按分しました

仮設住宅などに避難されている方々のコミュニティスペース「ふれあいサロン」・「ふれいあい喫茶」を訪問しました

ふれあいサロン 福島市内の浪江町仮設住宅

浪江町から避難しているみなさんとの写真

浪江町から避難しているみなさんと

体操、ゲーム、雑談・・・。コープふくしまが担当するふれあいサロンに参加させていただきました。浪江町から避難されているお年寄り10名と楽しいひと時をともに過ごしました。

震災から6年。
お話の中では、苦労話が絶えません。

仮設住宅の入居者の減少や高齢化が進み、くらしにおける不安感や孤独感が増幅しています。サロンの開催は必要不可欠です。

ふれあい喫茶 みやぎ生協亘理店

新井理事長、駒形さんからお菓子を贈呈の写真

お菓子をお届けしました

千葉3区ブロック委員会からのお菓子をお届けしました。

これは、参加とネットワークですすめる「被災地のサロンにお菓子を届けよう」の取り組みのひとつで、お菓子の贈呈を通じて被災地に寄り添う気持ちをお伝えしています。

今後は、現在進めているみやぎ生協・生協くまもとの他に、いわて生協・コープふくしまにも贈呈を広げます。

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