2018年12月 4日
コープみらいとコープデリ生活協同組合連合会は11月、北海道の産直産地と協力し、東京都文京区内の経済的に厳しい状況にある子育て世帯に食品を届ける『こども宅食』プロジェクト(以下『こども宅食』)に、じゃがいも、たまねぎ合計約900キロ(各800グラム×580袋)を提供しました。
野菜の提供が不足
『こども宅食』は、18歳以下の子どもがいる文京区内の経済的に厳しい状況にある子育て世帯を対象に、企業から提供された食品を定期的に直接届ける事業で、文京区をはじめとした行政、企業、NPOなど7つの団体で構成する「こども宅食コンソーシアム」が運営しています。
提供のきっかけは、コープみらいが本年7月に開催したイベント「コープみらいフェスタ」に『子ども宅食』が出展した際、『こども宅食』で届ける食品は、加工食品、調味料、飲料、お菓子などの常温食品が中心で、野菜のニーズもある一方、生鮮品であることから衛生面で取り扱いが困難という課題があることを知ったことでした。
7月に東京ドームシティで開催した「コープみらいフェスタ」。こども宅食コンソーシアムに参加する一般社団法人RCFにブース出展いただいたことがきっかけでした
この課題の解決に、コープみらいが加盟するコープデリ連合会の産直産地である美瑛馬鈴薯出荷グループ、南空知玉葱出荷グループおよび、流通窓口の株式会社エプロン(いずれも北海道)が賛同・協力し、常温流通可能なじゃがいも、たまねぎの提供に至りました。
物流センター同士が連携
北海道で収穫されたじゃがいもとたまねぎは11月、千葉県柏市にあるコープデリ連合会の青果品専用の物流センターに入荷しました。この物流センターの隣には、こども宅食コンソーシアムに参加する西濃運輸株式会社の支店(物流センター)があります。
西濃運輸は『こども宅食』に提供された物資を家庭ごとに仕分けし配送する役割を担っており、物流センター同士が近かったことから今回の提供をスムーズに進めることが出来ました。
じゃがいもとたまねぎは西濃運輸のトラックに積み込まれ、仕分け場所へ運びます
野菜のお届けができたことで、栄養や食事バランスを考えた食品が提供できます。今回のじゃがいも・たまねぎの提供にあわせ、子どもたちが好きなカレーライスが作れるよう、こども宅食コンソーシアムではカレーのルーを調達しました。パスタやパン、お菓子、飲料などと一緒に、12月中に必要とされる家庭に届けられる予定です。
「こども宅食」
https://kodomo-takushoku.jp/
「こども宅食」コープみらいの記事
https://kodomo-takushoku.jp/archives/1778
コープみらい「フードドライブ」の取り組み
https://sustainability.coopdeli.coop/sustainability/2019/03/mottainai.html