2019年9月 3日
8月25日(日)、13組43人の親子が参加し、コープみらい八街の森にて、森のスタッフや、産直産地の皆さんの協力で、夏休み宿題応援 親子エコ教室「世界に一つだけの箸と器を工作」~森で環境について考える~を開催しました。
この企画は、コープの環境の取り組みの紹介とともに、森の資源である竹を活用した箸と器作り、県内産地の環境に配慮した野菜作りの取り組みなどの学習を通じて、環境問題を考える機会としています。
最初に、3R(リデュース:出さない、リユース:再利用、リサイクル)や、ゴミの処分の大変さを学びました。
座学のあと、子どもたちは2つのグループに分かれて森の散策に出発です。朝方まで降った雨で涼しくさわやかな空気が流れる緑豊かな森の中を、スタッフから説明を聞きながらゆっくり進みます。「せみの抜け殻だ!」「あ!タマムシがいたよ! 僕、タマムシのこと知ってるよ」と自分の知識を得意げに話す子どもたち。「うさぎのフンがある。近くにいないかな?」周りをキョロキョロ探したりまるで探検みたい。子どもたちの生き生きした歓声が実りの秋を前にひと休みしている森に響きます。
森の散策の後は、自分たちで切り出した竹で、世界に一つだけの竹の器と箸を作ります。「あっちの竹がいいかな」「これにしようよ」。器にちょうどいい太さの竹をみんなで見極めて、森のスタッフの方がノコギリでギコギコと切ります。バサッと倒れてくる竹を「こうやって倒れるんだ。初めて見たよ」と感動する子どもたち。枝を落とした長い竹は、子どもたちが協力して作業台まで運びました。
ここからは親子の共同作業です。使い方を学んで初めてのノコギリ作業に挑戦。思い思いの大きさの器と箸を作りました。
お昼は、力作のマイ箸とマイ器を持って集合!お待ちかねのそうめん流しです。産直産地の皆さんに調理していただいた産直野菜のサツマイモ、カボチャ、ナス、ピーマンなどの天ぷらが広場に並ぶと「おいしそう!」の歓声が。流れてくるそうめんや、天ぷらを口いっぱいにほおばり、幸せそうな笑顔がいっぱいです。広いはらっぱの青空の下で食べる醍醐味ももう一つのごちそうとなって大満足の昼食となりました。
午後は、産直産地の皆さんから、環境にやさしくおいしい野菜作りについて伺いました。「できるだけ農薬に頼らず、農地にビニールを敷き詰めて太陽熱で土を殺菌しているんです」などのさまざまな取り組みを聞いて皆さん納得。改めて、おいしさの裏側の苦労を実感しました。
最後に感想を聞いてみると、「緑豊かな森の中に植物と動物がいて、この緑を守りたいと思った。そして家でもゴミをださないようにしたいと思います」と小学4年生の男子から、小学2年生の女子からは「ナナフシとタマムシを捕まえて楽しかった」と手が挙がり、積極的に話してくれました。少しは宿題応援になったかな?
ご協力いただいた森のスタッフ、佐原農産物供給センターと富里産直の皆さん。ありがとうございました。
千葉県本部
みんなで「イチニ、イチニ」と力を合わせて竹を運びました
マイ器マイ箸を持って流れてくるそうめんをすくい上げていただきました
エコについて学びました
パパとママと一緒にマイ器を作りました
タマムシをつかまえました