2019年11月18日
台風19号で、河川が氾濫するなどして道路や橋の損壊が相次ぎ、宅配の配達に支障が出ました。東京都奥多摩町日原地区(コープみらい青梅センターエリア)では、集落につながる唯一の道路が崩落。宅配も休止せざるを得なくなりましたが、自治会や役場などの協力を得て、配達を再開することができました。
配達は、崩落した道路の手前にトラックを停めて商品を降ろし、人一人が通れる崖伝いの約70メートルの仮歩道を歩いて運びます。取材した11月11日は、再開して2回目の配達。自治会など住民約10人が何往復もして商品を運び、さらに組合員さんの待つ荷分け場所まで車に乗せ変えて運びました。
ご利用をされている組合員さんからは「こんなことは初めて。再開されてよかった」「ここは商店がなく、街まで行く手段のないお年寄りも多い。生協を頼りにしているので本当に助かっている」と安堵の表情を浮かべていましたが、道路が修復されるまで「年単位になる」そうです。
配達担当者は、「再開できてとてもホッとしています。組合員さんの状況を確認できたのが何よりです」と話していました。
崩落現場。崖伝いに設置された仮設の歩道
崩落道路の手前にトラックを停め、商品を降ろします
一輪車や手運びで仮歩道を渡ります
集落側で待ち受けていた運搬用のトラックに商品を積み込みます
崩落場所から数分の場所で商品を降ろします
集まってきた組合員さんが商品を受け取ります。商品は事前に個人別に仕分けています