2022年7月18日
生活協同組合コープみらい(本部:埼玉県さいたま市、理事長:新井 ちとせ、事業エリア:千葉県・埼玉県・東京都)と国立大学法人千葉大学(大学本部:千葉市稲毛区、学長:中山 俊憲)は、コロナ禍で生活に困難を強いられている学生の応援を目的に、千葉大学の学生へ千葉県産米700袋、食品700人分を提供しました。この取り組みは、コープみらいが行なっている、コロナ禍で困難を強いられている生活困窮者への支援と日本の米づくりの応援を目的とした米の寄贈の一環として、千葉大学に学生への寄贈を申し出たことから共同の取り組みとして実現したものです。
7月15日(金)、千葉大学西千葉キャンパス松韻会館(千葉市稲毛区弥生町1-33)にて、セレモニー開催、その後、学生約700人へ食品の提供を行いました。
千葉大学 中山学長(左)、多古町旬の味産直センター 鎌形代表理事(右)
コープみらい 新井理事長(左から2人目)、同 永井副理事長(同3人目)
生産者からお米を受け取る千葉大学の学生
セレモニー登壇者のコメントは以下の通りです。
【生活協同組合コープみらい 理事長 新井 ちとせ】
日々の生活に困っている方に手をさしのべ、きめ細やかな支援を行き届かせるためには、学生の状況やニーズを把握している千葉大学の皆さんとのパートナーシップが重要です。コープみらいは助け合いの組織として、地域の活動に積極的に関わり、連携していきたいと思います。また今回の取り組みをきっかけに、持続可能な日本の農業を応援し、生産者への支援につなげていきたいと考えています。コープみらいでは「未来へつなごう」をスローガンに、さまざまな課題解決と持続可能な社会の実現、SDGsの達成に向けた取り組みを進めます。
【農事組合法人多古町旬の味産直センター 代表理事 鎌形 芳文 様】
2019年の台風15号で農業用ハウスなどが被災した際、ハウスの片付けや応援販売など、コープみらいさんから多くの支援をいただきました。こうした取り組みを始め、コープみらいさんでは人と人とのつながりを大切にした取り組みをされていて、今回の支援にもつながっています。私たちも、人と人とのつながりを大切に、皆さんと一緒にコロナ禍を乗り切りたいと思います。
【国立大学法人 千葉大学 学長 中山 俊憲】
コロナ禍により、アルバイトの制限や世帯収入の減少など、学生はさまざまな制約の中で生活を送っています。今回の共同の取り組みは、学生の経済的不安を和らげ、本来のミッションである学びへの支援にもつながります。学生はこうした支援を決して忘れず、将来地域貢献の取り組みを行うリーダーとして育っていくでしょう。今回の支援を心より感謝申し上げます。
【食品を受け取った学生の声】
・生活は週2~3回のアルバイトと仕送りでまかなっていて、1カ月の食費は2万円です。自炊しているので、今回の支援はすごく助かります。
・一人暮らしで、自分でやりくりするのはとても大変です。中でも食費はかさみ、特にお米は5kgを1カ月で使うので、お米をいただけるのはとてもありがたいです。
コープみらいと千葉大学は今後も積極的に学生の応援を行ってまいります。