2018年7月17日
7月14日(土)、10家族33人の参加者を迎え、多古町旬の味産直センターで「多古旬のお米くらぶ2018」を開催しました。
コープみらいの食育「たべる、たいせつ」の取り組みとして、多古町旬の味産直センターにご協力いただき、田植え、稲の成長観察、稲刈りを体験し、お米が食卓に並ぶまでの生産過程を学び、食べることの大切さを知っていただく企画です。今回は多古町旬の味産直センターの精米所や野菜のセットセンターなどの施設見学と稲の成長観察を行いました。
暑い日差しの時間帯は施設の中で、生産者から稲の生育状態や水の確保、水の力が米づくりにはとても重要であることなどについてのお話を伺った後、お米ができるまでの作業の流れを説明していただきました。
コープの食育サポーターからは、食べ物ができて消費者のもとに届くまでの過程「フードチェーン」を、ほぺたんの映像を使って学びました。その後、「精米所の見学」や、「おいしいご飯の炊き方と食べ比べ」、「野菜のサポートセンター見学」を行いました。
次に場所を多古町旬の味産直センターの施設「しんのみくうかん」に移動し、田んぼで稲の成長観察を行いました。4月に3本くらい植えた苗は順調に育って大きな株になり、青々と風に吹かれていました。
生産者が稲の茎を1本根元から引き抜いて葉っぱをむいてみると、これから出てくる稲穂がぎっしり。弱々しいけれど稲の形をしていました。参加者もそれぞれが、葉っぱをむいて稲穂の赤ちゃんを探してみました。
稲の成長観察の後、子どもたちは田んぼやはらっぱでカエルやバッタ、ゲンゴロウなどの生きものを見つけ、里巡人(さとめぐりすと)の林先生から、生き物の生態や田んぼの周りの環境のこと、その環境を守ることの大切さについてなどの話を聞きました。また、コープのエコサポーターと一緒にしんのみくうかんの周りの植物観察散策も行いました。
植物は風や雨だけでなく、周りにいる虫や鳥などを利用して花粉や果実、種などを運んでもらい自分の仲間を増やしていること、植物も動物もお互いになくてはならない生きものであることを教えてもらいました。
夕暮れまで広いはらっぱで過ごしたあとは夕食タイム。多古町旬の味産直センターの野菜をバイキング形式でいただき、おいしい料理に笑顔がいっぱいあふれていました。
千葉県本部
稲の成長観察。大きく育った稲の赤ちゃんを探しました。
生きもの調査。小さな生き物とふれあうことができました。
稲の赤ちゃん。お米が茎の中に入っているところを初めて見ました。
植物観察では、ニッケの葉っぱの臭いをかいでみました。
精米所では、玄米の投入口に強力な磁石がついています。
【参加者の声】
・カエルはずっと田んぼにすんでいると思っていたけど、森で大きくなると知って驚いた。
・お米の花は朝早く数時間しか咲かないことを知った。
・たくさんの生きものがいて驚いた。初めてナナフシを見た。
・田植えをした稲がとても大きく育っていたことに驚いた。
・お米のおいしい炊き方を教えてもらってよかった。