森の保全管理とボランティアとは
ボランティアの皆さんが、森の整備を計画的に進めています。2009年過去の記事
コープ秩父の森では、森づくりをとおして環境や自然保護の大切さを学び、イベントの企画や森の保全管理などをおこなうコープ「秩父の森ボランティア」を昨年から呼びかけ、現在7人がボランティアとして登録しています。
9月19日、新たなボランティア希望者を含む7人の参加で、2009年度ボランティア養成講座を開催しました。
当日は、コープ秩父の森が目指すことや植林プロジェクトについての意義などのガイダンスを受けた後、実際に森の様子を見ながら森づくりへの知恵を出し合いました。また、竹林の間伐をおこない間伐材で竹の箸づくりを体験しました。
参加者から「このような場所は日本では少なくなっています。とてもいい取り組みだと思うので、広く知らせてください」、「道が整備できるともっと多くの子ども達が来られると思います。周辺地域の人々の協力も必要と思います」、「自然を一度壊すと元通りにするまでに時間と労力が非常にかかると思いました」などの感想や今後の企画への希望などが寄せられました。
8月のコープ秩父の森は、以前6月に11人の参加で下草刈りをしたにもかかわらず、オオブタクサやカナムグラが植林したクヌギとコナラの苗木を覆い尽くし、このまま放っておけば苗木は枯れてしまうほどになってしまいました。
8月8日、コープ秩父の森ボランティア5人を含む8人が、苗木に巻きついているカナムグラのつるを取り除いたり、オオブタクサを引き抜いたりして、下草の中から苗木を救出しました。
参加者からは「植林するだけでなく、その後の保全管理の大切さを知ることができました」などの感想が寄せられました。
コープ秩父の森では、十数年後には生きもののにぎわう森を目指して、植林や保全管理を実施しています。
只今、イベントの企画や森の保全管理などをおこなうボランティアを募集中です。
「コープ秩父の森」では植林を進めると同時に、自然観察や体験学習の場として活用できるよう環境整備を行っています。
7月18日におこなわれたコープ秩父の森 特別講座「石積み階段づくり第2弾」には、コープ秩父の森ボランティアを含む6人が参加、高さ約3メートルの崖に石で切り通しの階段を作り、竹林や植林場所への通り道を完成させました。
参加者からは、「始めは、1日で完成できるか不安になりましたが、皆さんと力を合わせて完成させることができてとても嬉しいです」などの感想が寄せられました。
「コープ秩父の森」では、森づくりと体験学習の場として、さまざまなイベントをおこなっています。
新緑が美しい今の季節、草木の伸びる勢いが最も旺盛で、下草のオオブタクサやカナムグリが、植林したクヌギとコナラの苗木を覆い尽くすほどになっていました。
6月20日の秩父の森教室「森を元気にする体験をしてみませんか」では、下草刈りと竹の葉茶づくりをおこないました。
当日は、11人が参加し、下草を根元から引き抜き、苗木に絡まっている「つる」を取り除きました。
その後、生えている竹の葉を摘み、ほんのり甘いお茶を堪能しました。
参加者からは「春に来たときよりもずっと草が伸び、驚きました。皆できれいに下草を刈り取り、風通しがよくなった植林地を見て嬉しくなりました」や「自然の中で身体を動かし気持ちが良かったです」などの感想が寄せられました。
午後には、コープ秩父の森「学習リ-ダー育成講座」をおこない、コープ秩父の森ボランティアの皆さんなど9人が参加、森の中の色探しなどネイチャーゲームを通して、五感を刺激する自然の中での遊びの大切さを学習しました。
「コープ秩父の森」では、森づくりと体験学習のさまざまなイベントをおこなっています。
4月5日におこなわれたコープ秩父の森特別講座「石積み階段づくり」に、コープ秩父の森ボランティア2人を含む11人が参加。
石積み歴60年と30年のベテラン2人の講師から、参加者は巧の技を学びました。
石垣の歴史や作業工程、様々な石の積み方、実演をまじえた安全な石の持ち方などの説明を受けたあと、秩父の森にある石を利用して斜面に石積み階段と石垣を作りました。
参加者からは、「少し疲れましたが、やりがいのあるイベントでした」などの感想が寄せられました。
「コープ秩父の森」では、森づくりと体験学習の場として活用するなど、さまざまなイベントをおこなっています。