風が吹くと葉が舞い落ち、木の下は赤いじゅうたんのよう・・・。
踏みしめると、かさかさと乾いた音がして、冬の気配が漂い始めています。
風が吹くと葉が舞い落ち、木の下は赤いじゅうたんのよう・・・。
踏みしめると、かさかさと乾いた音がして、冬の気配が漂い始めています。
トンボが産卵している様子を偶然写真に撮ることができました。
お社の裏の水辺の上で、数秒間ホバリングをした後、すばやく水面へ降り、水中の植物に卵を産みつけていました。
しばらくしてヤゴになり、この水辺で越冬し、暖かい春になったら羽化してトンボになるのですね。
植林した苗木の根元にまだ温かいたまごを6個見つけました(写真上)。ウズラのたまごより少し大きく、真っ白でした。巣は下草で覆われていて、天敵から守るためにすぐには発見できない場所にありました。親鳥は姿を見せなかったので、何のたまごか今調べています。
植林したクヌギの木の中ほどの枝と枝の間に、お碗型の鳥の巣も見つけました(写真下)。巣は枯れ草や枯れ枝でできていて、案外しっかりとしていました。もう巣立った後なのか巣には何もいませんでしたが、コープ秩父の森は私たちの目指す「生きものの育む森」へ着実に生まれ変わっています。
どんぐりを食料にしている森の生き物(ネズミ、リス、野鳥など)が木から落ちたどんぐりを土に埋め、越冬の食料にします。春、食べ残ったどんぐりが芽を出して、成長していくのです。森の中では植物も小動物もお互いの習性を利用しながら、仲良く共存しているのですね。
1年目に植林したコナラの木に、はじめて緑色のどんぐりが実りました。これから秋に向け、陽の光をたくさん浴び、実を太らせていくのですね。
宝石のようなキイチゴの実(写真上)と真っ赤なグミの実(写真下)がたくさんなっていました。さくらの木にも、黒い小さな実をつけていました。
キイチゴもグミも、口に含むと酸味と渋みの中にかすかな甘みを感じ、初夏の秩父の森は山のめぐみにあふれていました。
花や姿かたちがふじに似ていることから、名づけられました。植林地に可憐な花を咲かせていました。
植林地の奥にあるハナモモの木。ピンクや白、まだら模様の花をつけて、銀世界の中に華やかに見えました。でも、ちょっと寒そう・・・。
昨年の秋、すっかり葉を落とし枝だけになってしまったクヌギとコナラの苗木も、先端の芽が膨らんで遅い春を待っています。
春の野山に咲くスミレが日当たりのよい植林地にひっそりと咲いていました。
同じスミレ科のパンジー、ビオラ (園芸用の品種)と違い、可憐な花です。
誰もが春を感じるつくしんぼ。
植林した苗木の近くにかわいらしい姿をたくさん見せていました。
武甲山を望む日当たりのいい場所に、オオイヌノフグリがひっそりと咲いていました。コバルトブルーの可憐な花は、寒い冬から開放され、春の訪れを感じさせてくれます。竹林の切通しには、フキノトウも顔を出し、春はもうそこまで来ています。