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秩父の森|自然観察

2013年過去の記事

ひとくちに「ドングリ」といっても、まあるい形のものや細長いもの、ぼうし(殻斗・かくと)が、イガイガ状のものやうろこ状のものなどたくさんの種類と形があります。

コープ秩父の森で見られるドングリを紹介します。まだ、緑色ですが、もう少し秋が深まると、茶色になります。

 

上から、クヌギ、コナラ、カシワ 

 

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道ばたなどで目にする機会が多い植物で、ネコジャラシの名でおなじみです。正式にはエノコログサという名で、写真はキンエノコログサです。 花の穂が垂れ下がらず、毛が黄金色をしていて、風にゆらゆらと揺られながら、日当たりの良い野原一面を覆いつくしていました。

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太い茎をどんどん伸ばし、クヌギやコナラの木に覆いかぶさって陽のあたりを悪くしたり、苗木から新しい枝が上に伸びると、それに巻き付いて曲げてしまうこともあるクズです。この時期、ピンクの可憐な花を咲かせます。

 

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130727_001_semi.JPG体の灰褐色と翅のまだら模様は樹皮に紛れる保護色となっていて、遠くから見ると折れた枝のように見えました。

 

 

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物置の壁の隙間に尻尾だけを出して潜んでいたトカゲを発見しました。全体的に光沢があり、尻尾が鮮やかな青色、背は黒地に金色の縦縞模様でした。「ニホントカゲの幼体」で、成体になると褐色になるそうです。

 

 

2年前にコープ秩父の森で、国蝶のオオムラサキの飛来を確認してから、幼虫が食べるエノキの木を保護してきました。

6月15,16日、エノキの葉にオオムラサキの幼虫を2匹発見しました。これから蛹(さなぎ)になり、7月上旬には成虫になります。 

 

今後もコープ秩父の森で育ったオオムラサキが世代を引き継げるような森づくりをすすめていきます。 

 

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山や野原でよく見かける野生のバラです。枝には鋭いトゲがあり、直径2センチくらいの白い花が咲いていました。秋になると赤い実がたくさんつき、鳥がついばみにやってきます。

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130518_002_katabami.JPG街中の道端などでも良く見かけるハート型3枚の葉が特徴のカタバミが黄色い花を咲かせていました。ヤマトシジミの幼虫はこの葉を食べて育ちます。

130428_002_manijinohana.JPG秋に真っ赤に紅葉するモミジの品種はさまざまありますが、森に自生しているモミジの中に芽吹いたときから葉が赤いモミジがあります。葉が緑のモミジもそろって小さな可愛い花が咲いていました。この後、独特のプロペラのようなタネをつけます。

花が重なって咲く様子が「十二単」のようなのでこの名がついたそうです。この時期、黄色や紫色の花が野原を彩っている中、武甲山を望む日当たりのいい斜面にひっそりと咲いていました。

 

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ぎざぎざのあるハート型の葉を指でこすると、さわやかな香りがします。花が終わると、茎が垣根を通り抜けるほど伸びるのでこの名前がつきました。

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ソメイヨシノより少し淡い桃色のヤマザクラが満開になっていました。ヤマザクラの蜜を吸いにきたのか、鳥があちらこちらでさえずっていました。

130126_001_rozetta.JPG冬枯れの中、赤い葉っぱが目を引き、じっくり観察してみると、地面を這うように放射状に葉を広げている植物を見つけました。太陽の光をたくさん受ける事が出来るよう背を低くした円盤状の冬越しの姿を「ロゼット」と呼ぶそうです。

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