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秩父の森|自然観察

2023年過去の記事

毎年この時期は、色あざやかなモミジが見られるのに、今年はちょっと様子が違います。

赤くならず、中にはすでに枯れているものもありました。今夏の猛暑の影響でしょうか?

 

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水辺に覆いかぶさるミズキの葉に繭のような泡状のかたまりを発見!モリアオガエルの卵塊です。こんな高いところまでどのように登ってきたのでしょうか?孵化したオタマジャクシはそのまま池の中へ落ちて泳ぎ出す、ちょっと不思議なカエルです。

鳴き声も姿も確認できませんでしたが、コープみらい秩父の森は確かに命をつなぐ森に近づいています。


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すっかり葉がなくなってしまったビワの木《こちら》に、新たな葉が顔を出し、囲いの外に出ていました。また、被害に合わないよう囲いの中に収めました。

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傾斜竹林へ続く草むらからひよっこり顔を出したカナヘビ。以前、光沢のあるニホントカゲの幼体《こちら》を確認しましたが、カナヘビはツヤはなくざらざらした感じでした。

暖かくなったので、森の仲間も一斉に動き出したようです。この日、スズメバチが森の中に巣をつくらないようトラップを設置する準備をしました。


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日当たりのいい斜面に、たくさんのかわいらしいピンクの花が咲き乱れていました。


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3月4日にボランティアさんの庭で育ったビワの木を移植し、実が大きくなるのを楽しみにしていましたが、すっかり葉がなくなって、丸裸になっていました。

これまで、植林したカキ、ユズは立派に育ち、秋には大きな実をつけていたのですが、森の食べ物が不足しているのでしょうか?

植えた時のビワ 

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すっかり葉がなくなって

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囲いをつけました

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サクラよりも早く春を感じさせてくれるウメの花。竹林の入り口を飾るように咲いていました。

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暖かい日差しに誘われて、越冬したのでしょうか、キタテハがススキの草地で日向ぼっこをしていました。ヒメオドリコソウも花を咲かせ始めて、そろそろ森の生き物も動き始めますね。



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東屋の屋根裏に保管しておいた竹の中に、小さな卵を見つけました。

親鳥の抱卵の様子はなく、球巣は温かそうでしたが、一級の寒気団が到来しているこの森で無事にヒナになれるのか心配です。

保全活動が進んだことで、命がつながる営みが行われている森になっています。

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