夏に白いきれいな花を咲かせる野イバラ(写真上)は赤い実が、紫色の花を咲かせるヤブラン(写真下)には黒い実がついていました。
冬の実は色の少ない森の中でとてもきれいに見えます。
夏に白いきれいな花を咲かせる野イバラ(写真上)は赤い実が、紫色の花を咲かせるヤブラン(写真下)には黒い実がついていました。
冬の実は色の少ない森の中でとてもきれいに見えます。
コープ秩父の森の北側の竹林に、中国では高級食材として知られている「キヌガサタケ」を発見しました。レースのスカートを広げたような形で、とても優美な姿をしていました。竹林の中は独特のにおいが漂い、存在を主張しているようでした。
イベント終了後、突然の大雨にも負けずしっかりと咲き続けていた昼顔。葉から落ちる雨のしずくが輝いてとてもきれいでした。
2週間前までは、聞くことができなかったセミの鳴き声が大合唱で響き渡っていました。「ミーンミーン」「チーチーチー」と鳴き声がする木の根元を見てみると、セミの抜け殻が葉っぱにしっかりとしがみついていました。長かった土の中の生活から別れを告げ、地上に出てきてからの短い寿命を主張するかのように鳴き続けていました。
虹のような赤と緑と黄金色の縦じまの美しい虫が、ばたばたと大きな羽音で飛んできて、刈った草の上で羽を休めていました。体長5センチメートルくらいで一目でタマムシと確認できました。タマムシは成虫も幼虫も、エノキの葉を食べるそうです。
エノキの葉を観察していると枝に抱きついている"ナナフシ"を見つけました。雑木林にはよく生育しているらしいのですが、その場の環境に擬態化するので、じっくり観察しないと見過ごしてしまいます。
この時期、葉と同じ緑色でしたが、秋になり葉もすっかり落ちるころには茶色に変わるのです。自然界って不思議ですね!
コープ秩父の森で初めて国蝶のオオムラサキを発見しました。まだ、未完成の門柱にとまり、近づいても、カメラを向けても逃げることなく、悠々と羽を休めていました。
羽を広げると紫色が美しく、国蝶にふさわしい風格を感じました。
オオムラサキは、6月~7月に羽化し、コナラやクヌギの広葉樹の樹液に集まります。1年目に植林した木も大きいものは3メートルを超え、オオムラサキが生育する環境に少しずつ近づいています。
オオムラサキは準絶滅危惧種に指定されています。
桑の木にも赤黒く熟した実がいっぱい実っていました。思わず口に含んでみるとプチプチと細かな粒が広がり、濃厚な甘さでした。
このまま鳥に食べられてはもったいないので、グミと一緒にジャムにしました。甘酸っぱくて、少し渋みがある自然からの贈り物をヨーグルトにかけていただきました。
5月末、まだ青かったグミの実が真っ赤に熟していました。深みのある真っ赤な実はまるで宝石のようでした。
▲6月18日撮影▲
▲5月末日撮影▲
小動物の糞でしょうか?黒い糞の中に茶色の木の実の種が見えました。森の恵みをおなかいっぱい食べてその種を遠くまで運ぶ役割も果たしているのです。
4月中旬、平地より少し遅く満開になった山桜の木に実がたくさんついていました。2週間前まではまだ青かった実が赤黒くつややかに熟していました。この実をついばみに鳥たちが集まってきているのか、鳥のさえずりがあちこちから聞こえてきました。
山もみじの種は、ちょうど竹とんぼのようで(写真下)、風に吹かれて、ひらひらと蝶のように舞いながら遠くに飛んでいきます。種は生命力にあふれていて、園路の間から小さな芽(写真上)を出していました。
コープ秩父の森は今、黄色い花がいっぱい咲き乱れています。 キジムシロ、ヘビイチゴ、タンポポ、ハハコグなどなど・・・。 おいしい蜜を吸っておなかいっぱいにしているだけではなく、花粉をからだにつけて受粉を手助けしています。(写真はハナアブの一種)
日当たりのいい、平地に真っ赤なヘビイチゴの実がなっていました。
(4月16日に撮影した黄色い花を咲かせたヘビイチゴはこちら)
つる性の植物で、地面を這いながら垣根の下をくぐって、どんどん伸びることからこの名がついたそうです。葉を指でこすると清涼感のあるさわやかな香りに包まれます。武甲山を望む日当たりのいい平地に群生していました。
少し湿った場所に黄色い小さな花が毎年咲いています。ヘビイチゴとばかり思っていましたが、同じような花を咲かせるキジムシロかも・・・。
図鑑を見ながら、葉っぱを見比べ、悩んでいます。
黄色いタンポポは春の野によく似合います。今年は例年になくタンポポがたくさん咲いていました。 そしてその中に関東ではあまり見かけないシロバナタンポポを見つけました。
誰もが春を感じるつくしんぼ。今年もあちこちに姿を見せ始めました。
鮮やかな真っ赤な色が目を引き、葉っぱも一年中つややかな緑なので、まだ、色の少ないコープ秩父の森を華やかに飾ってくれています。この花を目指して、めじろが時々遊びに来ています。
春を感じさせる「ふきのとう」、雪解けを待たずに顔を出し、独特の香りとほろ苦さを持っています。ほおっておくとこんな風にあっという間に茎が伸び花が咲いてしまいます。このままでは苦味が強く食べられません。
極寒の中でも青々として、まっすぐに空を仰ぐ姿はりんとしていて、なぜか心を惹きつけます。
コープ秩父の森のなかで、ここから望む竹林は別世界を感じさせます。