行動指針・行動規範

ビジョン2035の策定を契機とし、理念とビジョンの実践と連動させて日々の行動のレベルを向上させるために、行動指針と行動規範を再構築しました。

行動指針は、業務改善・革新と連結したものとして、仕事の意味と意義を深めていきます。行動規範は、社会に対する自己を律する組織の規範として、今日的な状況を反映させました。

行動規範のイメージ

行動指針

理念に込められた価値観、会員生協・コープデリグループのブランドの向上およびビジョンの実現に向けて、役職員一人ひとりが業務を遂行する際の方向性を示し、行動の基本となるものです。

行動規範

行動規範は、法令を順守するだけでなく、人権尊重の責任とコンプライアンスの推進を目的に、倫理的価値観を規範とし、業務を遂行する際に順守すべき事項(ルール)です。

行動指針

行動指針の

<安心と信頼>

「安心」と「信頼」は、組織にとって基盤であり、最も大事なものです。 組合員の「安心」を広げるため、安全な商品の提供、確かな品質のサービスおよび安全第一な行動と、社会の一員として、法や社会的ルールを身につけ、正直で誠実な行動を心がけ、「信頼」を築いていきます。

<挑戦と学び>

組合員のくらしの変化をみつめ、何ができるかを自ら考え、真正面から困難に立ち向かい「挑戦」します。一見無理だと思える高い目標にもひるまず情熱を傾けることで、大きな可能性が開けます。
そのためにも、常に「学び」、自らを磨き、さらに能力を高めます。

<コミュニケーションと感謝>

多様な価値観を認め合い、相手の立場に立って「コミュニケーション」を重ね、思いやりと「感謝」の心を持ち続け、笑顔で行動します。職場の仲間や部署を超えた仲間と率直に話しあい協力しあいます。

行動規範

私たちは、高い倫理観を持ち、法令や社会規範を順守し、組合員の立場に立って、商品・サービスを提供し、組合員のニーズに応えていきます。常に人権と個人の尊厳を尊重し、「安心と信頼」「挑戦と学び」「コミュニケーションと感謝」の姿勢を持って接します。協同組合原則に基づき、価値を高め、全国の生協との連帯を進め、組合員のくらしに貢献していきます。

私たちの行動規範は法令を順守するだけでなく、人権尊重の責任とコンプライアンスの推進を目的に、自助、自己責任、民主主義、平等、公正を基礎とし、正直、公開、社会的責任そして他人への配慮という倫理的価値観を規範としました。

私たちは、「組合員・消費者」「お取引先」「地域社会」「未来社会」「働く人々」に対して、業務を遂行する際に順守すべき事項(ルール)として5つの項目を設定し推進していきます。

1.組合員・消費者のみなさんへの姿勢

  • (1)安全で安心な商品・サービスを提供し、事故やトラブル発生の未然防止に努め、事業と活動を通してくらしの豊かさに貢献します。
  • (2)重大な事故またはトラブルが発生した時は、組合員そして自分の安全を確保し、拡大防止に最善の努力を払います。
  • (3)常に組合員・消費者の立場に立ち、人権と個人の尊厳を尊重し、誠実・正直な態度で接します。
  • (4)経営の透明性を高め、事業と活動について情報開示を進め、生協の社会的責任を果たします。
  • (5)生協・共済などの契約・利用について説明責任を果たし、組合員・消費者の権利を尊重します。
  • (6)個人情報をいただく場合は厳格に管理し、漏えいなどの事故がないように細心の注意を払い、目的の範囲内で使用します。
  • (7)適切に商品・サービスが選択できるように、法令を順守した適正な表示を行います。
  • (8)組合員からいただいた意見・要望は、事業と活動にいかします。

2.お取引先のみなさんへの姿勢

  • (1)様々な業務に関わる全てのお取引先に、人権の尊重・保護についてご理解をいただいた上で、公正取引の確保に関する法律などの関係法令や規則、基準に従って取引を行います。
  • (2)取引条件を明確に示し、適切な品質・価格および納期など、適正で公正な関係を保ちます。
  • (3)商品の供給にあたっては、お取引先と連携して法令順守を徹底し、科学的な知見に基づき、調査・記録・検査を行います。
  • (4)お取引先とは、ルールに基づく健全な関係を保ち、不正・不当な利益の授受は行いません。

3.地域社会への責任

  • (1)地域の人々・行政・団体(生産者・NPOなど)と連携して、事業と活動を推進します。地域の生活環境に配慮した事業を推進します。
  • (2)交通安全を最優先に、安全で安心できる街づくりに貢献します。
  • (3)災害発生時には事業継続に全力を挙げるとともに、行政やお取引先と協力し、必要な生活物資を提供し支援します。また、防災活動は行政・諸団体と連携・推進します。

4.未来社会にむけて

  • (1)コープデリグループのSDGs重点課題の取り組みを進め、社会的な役割と存在意義を社会に示してSDGs達成に貢献します。私たちの目標と達成状況、取り組む姿勢を社会にむけて発信することで、同じ志を持つ企業・団体とつながり、ともに達成を目指していきます。全国の生協と協同・連帯を強め、協同組合の基本的価値とその活動を内外にアピールし、国際的な協同組合運動に貢献していきます。

5.私たち組織の姿勢

  • (1)誰もが安心して働ける職場づくりを進め、ウェルビーイング、ジェンダー平等の取り組みを推進します。
  • (2)コンプライアンスを徹底し、適切な手続きを順守します。
  • (3)生協で働く一人ひとりが、お互いの人権・多様な個性を尊重します。お互いが励まし合い、職員一人ひとりがコミュニケーションを大切にした風通しの良い職場運営を目指します。
  • (4)個人を傷つける全てのハラスメント行為は許しません。また、職員の尊厳を傷つける迷惑行為には毅然と対応します。
  • (5)職員の研修・教育を実施し、組合員・消費者に信頼される職員育成を積極的に進めます。
  • (6)様々な価値ある有形資産(商品・設備・備品・資金)・無形資産(情報・知的財産)は適切に管理します。
  • (7)労働安全衛生や労災の防止に関連する法令やルールを守り、快適な職場・作業環境づくりに務めます。
  • (8)安全運転を最優先に、交通事故防止に取り組みます。飲酒・酒気帯び運転など重大な違反行為があった場合にはルールに基づき厳正に対処します。
  • (9)反社会的勢力、組織または団体と関わりを持たず、これらの圧力に対しては毅然とした態度で臨みます。