昨年、オオブタクサは花芽がつく前に1本1本根っこから引き抜いたおかげで、だいぶ少なくなっていました。その代わりにヒメジョオンが植林地やススキの野原に咲き乱れていました。7月21日には、草刈りをおこないます。
この1ヶ月間でコープ秩父の森は、緑鮮やかな森にすっかり変わっていました。木の葉からの木漏れ日が初夏を思わせ、ベニシジミ、ヤマトシジミなどの蝶が草花の周りを優雅にひらひらと舞っていました。
春の雨が大地を濡らし、遅い春がやってきました。サクラやヤマモモの花が咲き始め、花の蜜を吸いにやってきたのか鳥たちがあちらこちらで「チッチッチー」「ケキョケキョ」「ビビビー」とさえずりあっとてもにぎやかでした。
毎年この時期はツクシが顔を出し、コナラやクヌギの新芽が膨らんでいるのに、今年はまだまだ堅いまま。前日からの雨で午前中は、森全体が霧に包まれました。午後から薄日が差し、少し暖かくなりました。
クヌギやコナラは寒さに耐えながらじっと春を待っています。昨日降った雪の重みで、クヌギの枝が折れていました。
一面真っ白に雪化粧した森は、しーんと静まり返っていました。ホオジロが葉を落とした木の枝に止まって「チチッチチッ」と澄んだ声を響かせていました。