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秩父の森|定点観察

2019年過去の記事

季節はずれの暖かい日差しが降り注いだこの日も、池に目を向けると薄氷が張り、赤く染まっていた楓もすっかり葉を落としていました。午後になると寒さが森を覆い、森を守る応援団の方に作っていただいた焼き芋の温かさが沁みました。
森は一歩一歩着実に冬を迎えていました。

 

11月下旬をむかえて急に朝晩の冷え込みが強くなり、森は一足先に冬の気配が到来していました。森には色づいた葉で、紅葉に染まっていました。

 

草地に足を踏み入れると、バッタやコオロギなどの虫たちが飛び跳ねてきて、いつの間にか赤とんぼが空に舞い、一足先に秋の訪れを感じました。昨年まで、草地の一面を覆っていたセイタカアワダチソウが今年は、あまり姿を見せず、その代わりにススキが勢いを取り戻しているようです。

 

梅雨らしいうっとうしい毎日が続いています。ただ、木々の葉は恵みの雨を受け、風に揺れながら緑をいっそう濃く見せていました。重なり合っていたクヌギ、コナラはこの間、間伐を進め、一本一本がさらに高く、太く成長しています。今年の夏には、樹液に集まるカブトムシの姿がみられるでしょうか?

 

森は例年より早く初夏を迎え、少し動くとうっすら汗をかくほどでした。木陰ではさわやかな風が頬をなで、気持ちのよい季節になりました。先月はほとんど見かけなかったタケノコが3メートル以上の若竹になり、そのたくましさに驚きました。

 

冬の木々は葉を落とし丸裸、眠っているようにみえますが、春を待ち、芽を出すために、着々と準備をすすめています。落ちた葉の下で、冬を過ごした虫たちもそろそろ目を覚ますころでしょうか?水辺をのぞくとカエルの卵を発見しました。

 

水辺は氷が張り、森は冬本番を迎えています。冬枯れの森は、午後には強い風が吹き荒れ、真っ青だった空が急に雲で覆われ、横なぐりの雪が降ってきました。

 
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