自然観察
森で出会った動植物の記録です。年々たくさんの鳥や虫たちが遊びに来るようになりました。2020年過去の記事
朝、角が立派な牡鹿が森を横切っていきました。
牡鹿 7時13分 出没
植林地には、樹皮がきれいにはぎとられて、枯れてしまいそうなクヌギが何本かあります。これから冬に向かうため、樹皮で栄養をとっているのでしょうか?
森の中を散策していると動物たちの足跡やフンを見かけます。どんな動物たちがいるのか知りたくて、センサーカメラを設置しました。
目線の高さに設置し、雨風に耐えるよう保護しました。
ウリボウ(イノシシの子ども)24時37分 出没
タヌキ 2匹 23時30分 出没
シカ 18時05分 出没
思いのほか、動物たちの愛らしい姿が映っていて、この森の自然を把握するための貴重なデータとなりました。
イチョウの木を見上げるとギンナンがたわわに実っていました。日当たりのいい斜面にアケビを発見し、カラスウリは竹の垣根に巻き付いていました。
どれも、熟しきっていないものでしたが、食べごろになったら鳥や小動物たちが、実とともに種をついばみ、あちらこちらに種をまいてくれるのですね。
ギンナン
アケビ
カラスウリ
クヌギの間伐材や古竹を保管していた場所で、体長約20センチメートル、太さは小指ほどのシロマダラ(無毒)を発見しました。
お昼寝中だったのか、ほとんど動かなかったのですが、刺激を与えると活発に動き出しました。しばらく観察し、その場を離れると、草はらに隠れていきました。
一昨年には、アオダイショウも確認しました。
森の自然が保たれることで、秩父の森はたくさんの生き物がそれぞれかかわりを持ちながら、つながりを深めているのです。
秩父の森の竹林はほとんどがモウソウチクですが、細長いヤダケが生い茂ってきました。竹という名前がついていますが、笹の仲間でシノダケとも呼ばれています。直径2cm、高さ3mくらいで皮はいつまでも残っていて、節と節の間が長いのが特徴です。