生活協同組合コープみらい 「ともに」の力で、笑顔の明日を
秩父の森|森の保全管理とボランティア

2010年過去の記事

9月25日、今年度最後のボランティア体験講座を行い、3人が参加しました。

参加者は、秩父市在住の家族、体力に自信のあるご子息2人と参加されました。コープ秩父の森のボランティア組織や活動内容を話した後、植林地の草刈りを体験しました。

9月26日にはコープ秩父の森のボランティアさんのステップアップ講座を3人の参加で行いました。イベントリーダー育成のため、自然の中で五感を使った色探しや生き物調べ、危機管理を行い、竹の間伐と箸づくりでイベントの模擬体験をしました。

苗木を覆いつくすほどの下草を刈っていただき、すっかりきれいになりました。(25日)

ボランティア学習を通し、様々な世代の人が楽しみながら環境の取り組みができる森づくりをイメージしていただきました。(26日)

5月、6月に下草刈りをしたにもかかわらず、オオブタクサやハルジオンなどの外来種が植林した苗木を覆い尽くすほど大きくなってしまいました。このまま放っておけば苗木は太陽の光を浴びることができず、枯れてしまいます。


7月11日午後、午前中のボランティア体験講座参加者5人が、下草刈りに協力し、苗木を救出しました。

 

参加者は汗びっしょりになりながら、「雑草のしつこさを思いっきり体験できました」「草刈をやった後は、苗木が見えるようになりよかったです」と、感想が寄せられました。

下草はいちだんと生長し、茎も太く、根も広くはっていたため カマを使って草刈りをしました

高校一年生の参加者は、夏休みのボランティア活動として参加されていました。昼食時、焼きトウモロコシとキノコ料理を楽しみました。

4月から始めた傾斜竹林の作業道が7月11日無事完成しました。

 

奥多摩で山づくりや石積みの専門家お二人にご指導頂き、コープ秩父の森ボランティアの皆様のご協力を得ながらの4ヶ月間でした。今まで手がつけられなかった北側の傾斜竹林の中腹を縦断し、一回りできるコースとイベント会場へ上がるコースと、二通りの道ができました。

 

作業道づくりに関わってくださったボランティアさんから「普段使うことのない山の道具を使った新鮮な体験でした。」などの感想が寄せられました。

毎回参加のボランティアさんも作業になれて、土の掘り起しや杭に針金を巻く作業も手際よくこなしていました。
急な傾斜地には、折り返しの階段をつくるため、間伐した竹を置いて完成をイメージしました。(写真左)  完成したつづら折りの道。(写真右)
竹林の奥は、杉木立が広がっていて、中に足を踏み入れると、木漏れ日の中静寂な時が流れます。

コープ秩父では、森づくりをとおして環境や自然保護の大切さを学び、イベントの企画や森の保全管理などに協力いただくボランティア組織を2008年度に立ち上げました。今まで9人が登録していて、植林や石積み階段づくり、夏の草刈りなどコープ秩父の森の環境整備や保全管理、組合員のイベントのサポートなどにご活躍いただいています。

 

2010年は5月、6月、7月と3回にわたりボランティア体験講座を行いました。

6人の方々が登録いただき、合計15人になりました。

十数年後には生きもののにぎわう森の将来像を思い浮かべながら、保全管理の大切さを学びました。
五感を刺激する自然の中での「色探しゲーム」を行い、日ごろ鈍っている感覚を磨きました。

5月に下草刈をしたにもかかわらず、下草のたくましい生命力は、またまた植林した苗木を覆うほど大きく育ってしまいました。

6月20日、早朝まで降っていた雨のためか肌にまとわりつくような湿気の中、参加者7人は汗びっしょりになりながら、「オオブタクサ」や「セイタカアワダチ草」などの下草を除去しました。

終了後には、間伐した竹を使って、「とうもろこし」と「きのこ」の蒸し焼きに舌鼓をうち、きれいになった植林地に達成感を味わいました。

参加者からは、「疲れたけど、とてもいい汗をかきました」と感想が寄せられました。

 

オオブタクサもセイタカアワダチ草も根はあまり深くないので手で引き抜くことができました。
花粉を飛ばす前のこの時期の刈り取りが重要です。地道な作業ですが、すっかりきれいになりました。
少し焦げ目のついたとうもろこしは、甘く、香ばしくてとってもおいしかったです。

コープ秩父の森をぐるっと一回りできる作業道が完成に近づきました。

はじめは、なれない作業でしたが、毎回参加するボランティアさんは、

回を増すごとに、要領がよくなり順調に作業が進みました。

 

今回(6月19、20日)は約80メートル進み、総延長180メートルになりました。

7月10日に最終の作業を行います。次回は、特集でご報告します。

 

石や竹を使って、土をとどめ、足場を固めます。石の置き方は、やっぱり難しいようです・・・。
不安定な斜面を入っていき、ジャングルを切り開くような作業でした。
薄暗かった竹林の中も、人の手が入り、光が差し込むようになりました。

森を管理するにも、間伐した竹を運び出すにも必要な作業道。

将来は、この作業道を活用し、自然観察ができる散策路を目指しています。

前回(4月18日)は30メートル、今回(5月16日)は70メートル、傾斜竹林の半分くらいまで進みました。

 

 

竹林から切り出した竹を土止めに使用
現地の石を使って、石積みの道を作りました。作業前(写真:左)と作業後(写真:右)
山側の土をくずし、石を並べて、足場を固めました。竹林の中は空気もひんやりとしていて、まるで別世界のよう。

新緑が目にまぶしい季節になりました。秩父の森には、外来種の「オオブタクサ」や「ヒメジョオン」などの下草が旺盛な生命力で苗木を覆っています。

 

5月15日、「下草刈りイベントと野外料理」に20人が参加し、下草の除去とたけのこ掘も行い、掘りたてのタケノコを蒸し焼きにして、この時期にしか食べられない春の香りを楽しみました。

 

参加者からは、「子どもたちも森の静けさや葉っぱの1枚1枚に感動し、普段できない体験ができました。」「いつもと違うたけのこは、柔らかく味がありました。」との感想が寄せられました。

苗木に太陽の光がたくさん届くよう、下草を引き抜きました。
タケノコに鶏肉を詰め、そのまま蒸し焼きにしたワイルドな野外料理(写真:左)。
竹の間伐が進んだことと春先の雨のおかげか、たけのこがたくさん顔を出していました(写真:右)。

真っ青な空にウグイスがさえずり、頬をなでる風もさわやかでした。

 
傾斜地にある竹林を間伐するための作業道を4月18日につくりました。

 
当日は、山仕事の大ベテランのご兄弟(奥多摩在住)にご指導いただきながら、コープ秩父の森ボランティアさんを含め5人で作業を行いました。

現地にある材料で道をつくる巧みの技にすっかり感心してしまいました。今回の作業で、30メートル程の作業道が出来ました。

「チルホール」と呼ばれる人力のウィンチで竹を根から引き抜きます。

間伐した竹を谷側に置き、針金で竹にくくりつけていきます。約1トンのパワーでじわじわと根っこが持ち上がります。

次に山側の土を掘り崩して道を仕上げていきました。
この作業道のおかげで、急な傾斜地にも入れるようになりました。

爽快!竹の間伐体験

4月17日、8人の参加で「竹の間伐体験」を行いました。

前日からの季節外れの雪は、イベント開催時刻には真っ青な空になり、無事開催することができました。参加者は、コープ秩父の森ボランティアの手を借りながら、竹を切り、倒し、枝を払い、長さを揃え、縦に半分にするなどの間伐体験を行いました。

イベント終了後、うっすらと汗がにじみ、都会では体験できない爽快な気分を味わうことができました。

ノコギリもなたも初めて使ったとは思えないほど上手に使いこなせました。
間伐した竹は、園路づくりに活用し、丁寧に並べました。
雪化粧をした満開の花もも、少し寒そうでしたが、イベント終了時には
すっかり雪も溶け、ひょっこりタケノコが顔を出していました。

竹の間伐と園路づくり

3月20日、秩父の森ボランティアを含む参加者9人が竹の間伐と園路作りを行いました。

竹の地下茎はたくましく伸びて、植林地へ侵入してしまいます。森づくりには間伐して、竹林の管理が必要です。切り倒した竹は、雑草がはびこらないように敷き詰め、フィールド内を歩き易くするため園路づくりに利用しています。

早春の秩父はまだ寒かったのですが、参加者は、うっすらと汗ばんむほど、夢中で作業を行いました。

地面を平らにならして竹が浮き上がらないよう工夫しました。
鉈と木槌を使っての竹の半割り。この時期の竹は硬く、力が要りました。

コープ秩父の森は、竹林、コナラやクヌギの植林地の他にススキの原っぱが広がっています。ススキも刈り取り、株を若返らせる必要があります。今回は刈り取っておいたススキを昨年11月に植林した苗木の下に敷き、下草を防ぐマルチとして利用しました。

濡れたススキはみんなで運んでも重く、イベント終了時には、うっすらと汗をかいていました。

 

 

参加者からは、「年々綺麗に整備された森を見ると嬉しく思い、楽しみでもあります。機会があったらまた、参加したいです」などの感想が寄せられました。

刈り取っておいたススキをビニールシートに入れて、植林地まで運びました。
作業前と作業後   これで下草から苗木を守れるかな?
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