コープクオリティ商品の「CO・OP風味豊かな発酵バターのショートブレッド」は、
紅茶・コーヒーにぴったりの焼き菓子。
組合員テストでは97.1%の組合員の皆さんがおいしいと回答した自信作です。
食べた瞬間に口の中に広がるバターの風味と、ほんのり塩味。「CO・OP風味豊かな発酵バターのショートブレッド」は、欧州産の発酵バター約21%と、北海道産バター約10%、合わせて31%とたっぷりのバターを使用し、高温のオーブンで焼き上げた焼き菓子です。 製造するハマダコンフェクト株式会社(兵庫県加古川市)を訪れ、菊地哲也さん、中佐(なかさ)友美さん、濱田(はまだ)晋さんに話を聞きました。
「ショートブレッドはスコットランド生まれの伝統的な家庭のお菓子。リッチなバターの味は存分にありつつ、食べ飽きない味に仕上げたいと試行錯誤しました」と商品開発の仕事に携わって13年の中佐さん。「原材料は、小麦粉・バター・砂糖・食塩・小麦食物繊維のみで、家庭で作るようなシンプルな配合なんです。高温で焼くことで表面はざっくり、バターをたっぷり入れることで、口の中に入れるとホロッと崩れる食感に仕上げています」と話します。
工場は全長170m、工場の端から端までを利用して一直線で製造しています。混ぜた原材料をシート状に成形したら、カッターで縦・横の順でカット。同じ厚さで、火の通り方も同じにするため、このときに一つ一つの重量が同じであることが大切。そこへピン(穴)を打ち、30mのオーブンをゆっくり通って、高温でしっかりと焼きます。ピンを打つことで、生地から水分が抜けやすくなり、長方形が保たれ、食感が均一になります。製造現場の検品と同時に、焼き上がったものがいつも通りの水分量・食感・味・香り・見た目かどうか、2時間おきに品質管理の担当者が試食して検査をしています。
「発売から間もなく6年、何度も食べてくださる方々に『いつ食べてもおいしいね』と言ってもらえるように、同じものを作り続けること、品質を一定に保つことが最も大切だと考えています」と菊地さん。
濱田さんは、「紅茶とよく合いますよ! やっぱりお菓子ですから、食べた方に笑顔になっていただけたらうれしいです。これからも組合員の皆さんが食べたいお菓子を作っていきたいです」と話してくれました。
一度食べたらまた食べたくなる、後を引く味です。ぜひ召し上がってみてください。
小麦粉以外の原材料をクリーム状になるまで混ぜたら小麦粉を加えて、あらかじめ設定したミキサーのスピードや時間通りに、適度な硬さになるまで混ぜ(写真A)、その後のばしてカットします(B)
オーブンの熱風で焼き上げます(写真C)。急激に冷やすとしけるため、焼いた時間と同じ時間をかけてゆっくり常温の空気で冷まします(D)
冷めたらきれいに整列させ(写真E)、金属探知機に通した後2本ずつ個包装(F)。中身がきちんと入っているかX線検査をして、箱に入れながら最後の検品です(G)
「コープクオリティ」とは、
この3つの条件を満たした商品シリーズ。
この商品は2016年4月に実施した組合員テストで、97.1%の組合員が「おいしい」と回答してくださいました。
【広報誌2021年1月号より】